※裏注意
「みかどー!」
扉が開いたとたん、むぎゅうと抱きついてくる正臣を抱き締める。と、目をキラキラ輝かせながら帝人を見上げた。
「今日はなんの日だーっ!」
「えー、ロマンスの日?」
「むー、そうじゃなくって!」
「じゃあ6月19日?」
「だからっ」
「ウソウソ。分かってるって。正臣の誕生日でしょう?」
ポンポンと頭を撫でると少しウルっとさせて抱き着く手の力を強める。
「みかどっ・・・!」
「おめでとう。ほら、ケーキ買ってきたから食べよう?で、その後にプレゼント買いに行こうよ。」
「・・・うん」
「あれ?買いに行きたくなかった?」
「いや、そうじゃない・・・けど」
「けど?」
「けどっ・・・ほら・・・今日はその土曜・・・だし・・・た、誕生日・・・だし・・・お前来てくれて、でも尾や居なくてだから、さ、その・・・ほら・・・」
「・・・?言って?」
「だから・・・プレゼント要らないから・・・帝人を頂戴?」
「正臣、それは・・・」
抱きついていた腕を首に回させてそのまま正臣を抱き上げた。
「わ、わっ!」
「とりあえず、ベッド行こうか」
耳元で囁かれて完全に大人しくなった正臣を通い慣れた部屋に連れていく。
そしてドサリ、という音と共にベッドに降ろされた。
「じゃあ、今日は正臣の誕生日だからいっぱい気持ち良くしてあげるね?」
こくん、と揺れた首を確認してから服を捲りあげる。
きめ細かくみずみずしい肌に指を滑らせ同時に唇もよせた。そして赤い突起をぺろり。
「んっ・・・」
「ふふ、可愛い。」
ぺちゃ、ぺちゃ、ちゅ、と部屋には卑猥な音が響く。
「ふゃぁん、あ、ん・・・」
あわせて正臣の嬌声も木霊する。
「気持ち良い?」
指の動きを止めずに問いかければ
「ひぁ、ぁん、ん、きもち、いっ・・・あ!」
などと言って帝人の頭を抱えた。
「みかど、もっと・・・」
そして蕩けた声でおねだり。
「いやらしくて可愛い正臣」
そんな正臣の頭をやさしく撫でてからカチャリとベルトを外し、パンツの上からそ、と撫でただけでぴくんと反応する正臣のそこに愛しい気持ちが募る。
リズミカルに擦り上げれば押さえきれなかったらしい声が漏れた。
「あ、あ、ん、あっ・・・あっ、ひゃうあっ!ら、めあっ」
快楽に身をよじる正臣が可愛くて可愛くて、もっと可愛い正臣を見ていたくて胸への愛撫を再開する。
「なにが駄目なの?」
「あ、ふあ、おかしくなっちゃあっ!あ、もう、」
蕩けた目を向けて帝人が欲しい、と。
「でもまだ慣らしてないよ?」
「だいじょ、ぶだからはやくっ・・・もう、がま、できないっからあ!」
どこもかしこも真っ赤にして欲しいと。
心なしか腰が揺れている。
パンツを脱がせればとろとろと垂れ流しになっていた先走りが後孔まで伝っており、そこはヌルヌルに溶けていた。
そしてその奥がわずかにひくついているのを見た瞬間、帝人の中で何かが吹き飛んだ気がした。
「もう、せっかく優しくしようとしてたのに・・・出来なくなっちゃったよ・・・」
帝人のソレを取り出して呟けばもう既に正臣の視線はそれに釘付けで。
期待に満ちた瞳でそれを見つめている。
それがなんだか面白くて、少し悪戯心が芽生えた。足を持ち上げて顔の横にくる位まで折り曲げさせて後孔にソレを押し付けて焦らすように擦る。
「あ、は、やくっ・・・挿れてっ・・・!」
本当にもう我慢できないらしい。涙目になった正臣に一抹の罪悪感を感じ、そのままズン、と腰を進めてやった。
ヌププ、という音がする。慣らしもしていないのにいとも簡単に飲み込んでいくソコはなんといやらしいのだろうか。
「あ、あ、ああああっ、あ」
歓喜を露にしたような顔をしながら銜える正臣の額に玉のような汗を見つけ、やはり身体的にきついのかと心配になる。
「きっつい?大丈夫?」
「あっ、帝人の・・・きもちい・・・・」
本当に気持ち良さそうに言う正臣に、本格的に帝人の理性終わりを迎えた。
「っ、ほんと、正臣は・・・・」
僕を煽るのが巧いよね。その言葉がやっぱり正臣の部屋にこだまするのだった。
快楽一番
(あ、みかどのっ、せーえき・・・プレゼントに頂戴っ?)(・・・それで良いの?)
私はただの変態で良いですよ、もう・・・
もう、本当に裏がへたくそで申し訳ないです!
変態なのにね!なんでだろう・・・
では、山口かてら様、正誕リクエストご協力ありがとうございました!
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