4 いろんなテニス部員達


「で、俺はこの変態眼鏡とダブルス組んでてさーこいつの処理は俺の仕事なんだよ!
また何かされたら言えよな!」


『向日・・・・
お前、かなりいいやつだな・・・』

「岳人でいいぜ!
俺も瑞城って呼ぶし!」


『岳人な、了解
にしてもこんな変態眼鏡とペアなんて大変だな』


「ええええ!?いつまで変態眼鏡引っ張るん!?
さっき自己紹介したやん!!!」


「黙れ変態眼鏡!大事なのはそこじゃねぇ、おい瑞城、何名前で読んでんだ。
俺様以外の男を名前で呼ぶんじゃねぇ」


『変態眼鏡復活はやいんだけどキモい』


「だから変態眼鏡って言わんといて!」


「ふっ照れてんのか瑞城
そんなところも可愛いじゃねぇか」



「あ・・・跡部さん・・・。
宍戸さん、俺・・・・あんな跡部見たくないです」


「・・・・ほっとけよ長太郎。
まあでもあの女子もただモンじゃねぇよな
跡部にあんな言い方するやつ初めてみたたぜ。」


「アーン?当たり前だろ
なんせ俺様の女だからな」


「・・・・そうか
つーかお前らどこで知り合ったんだ?」


「跡部財閥が主催したパーティーに瑞城が来てたんだよ
あれは運命的な出会いだったぜ
なあ瑞城。」


『ああ、私は今でも行かなきゃ良かったって思ってるよ』


「パーティーって・・・・」


「「「「「(こいつも金持ちなのか・・!)」」」」」







「ほう、その話詳しく聞かせてもらおう」





「うわ!!!!」


「柳かよ!クソクソ!ビックリさせんな!」


『え、誰こいつ』


「やはり俺のことも知らないのか。
ふっ、データ通りだ」


『データ?』


「椎名瑞城、誕生日は10月10日血液型はAB型現在は2年C組で特に同じクラスの藤ノ瀬真奈美と親しくしている。
その容姿とクールな性格で男女共に人気があるといっていい
恐らくこの学園で1番に名前が上がる女子だろう。

最近は跡部に追われているようだが、その辺がデータ不足となっている

というわけだ、是非お前と跡部の関係が知りたい」



『ええええ何コイツ
つか本当にそのデータ合ってんの?』


「柳蓮二だ。そして俺のデータに間違いはない。」


「おい柳、仕方ねぇから教えてやろう
瑞城は俺の婚約者だ!!」


「(開眼)そうか」


『(目があいた・・!)おい、そう書いた時点でお前のデータは嘘になるぞ』


「そうや!!跡部と瑞城ちゃんとかあかん!!瑞城ちゃんと瑞城ちゃんの脚線美は俺の−ってぶはあああ!!」


「ゆーしきもい」


「うわあああ!!納豆はあかん!!!!」


『でかした岳人!』


「おい柳、いいからさっさと婚約者って書いちまえ」


「椎名瑞城本人は否定しているようだが」


「アーン?照れてんだよ
気にすんな」


『照れてない照れてない
まじで病院行ったほうがいいんじゃないのかお前』


「まあそういうとこも可愛いがな」


『何こいつさっきから会話が成立しないんだけど』



「・・・・・宍戸さん・・・、
跡部さんに病院・・・・紹介したほうがいいですかね・・・」


「・・・・・やめとけ
きっと治んねーぞ」




『つーかお前ら部活しなくていいの?
私も暇じゃないしさっさと帰りたいんだけど』



思えばさっきからどんどん話が面倒な方に進んでる気がする

正直さっさと帰りたい



「コイツの言う通りだぜ!
おい跡部、さっさと部活始めようぜ!!」


「チッ仕方ねぇな
そろそろやるか
さあ瑞城、来い
マネージャー業を教えてやる」


「え!?瑞城ちゃんがマネージャーしてくれるん!?あかんやろ!!!かなり萌えるわ!!!!」


「ゆーし・・・・そろそろまじできもい」


忍足キモい。じゃなくて・・・

『だから!!マネージャーは断ってんだろ!そんなにマネージャーが欲しかったら真奈美にでも頼めよ!!』



「ふっ、わかってねぇな瑞城。

お前だからやってほしいんだ、わかるか?」




『わかんねーよ』



「なっ!!跡部のあの顔が効かねぇのか!?」

「そんな!!跡部さんのあの台詞が効かないなんて!!」

「跡部がここまで言うてもあかんなんてホンマ瑞城ちゃん最強やん!!」



『・・・・跡部がここまでナルシストなのはお前らにも責任がある気がしてきたんだけど』



そろそろ本気で帰りたくなってきた・・・・


てか

あの柳とかいうやついつの間にかいなくなってるんだけど・・・。


















「ふっ、椎名瑞城。なかなか面白いデータが揃ったぞ」