色違い

〜バチュルの場合〜

「ねえねえナナシ!ちょっとこの子見て!」

『色違いのバチュルですか、可愛いですね』

「でしょでしょ!ナナシがどうしてもって言うなら、このバチュルナナシにあげ『結構です』まだぼく喋ってる途中…」

『私バチュル貰ってもどうしようもないんでクダリさんが育ててあげて下さいよ』

「えー、可愛いからナナシにあげようと思ってたのに」

『別に可愛さとか求めてないですから』

「デンチュラは強いよ〜、早いよ〜、虫だよ〜、電気だよ〜」

『後の二つはただタイプ言ってるだけじゃないですか。私のパーティー虫はペンドラーいるし電気もロトムで事足りてます』

「可愛いは正義なのに!」

『可愛いだけでバトルに勝てるならこの世に廃人なんて存在しない』

「だからデンチュラは強いってば!」

『じゃあクダリさんこんどスーパーダブルでデンチュラ使って下さいよ』

「え、ヤダ、負けちゃう」

『コノヤロー』