<さよなら常識/三成/学パロ>
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!狂愛チック
放課後になった学園の裏庭で、鈍い音がただ響いていた。
「許さない…
貴様らを…許しはしない」
目を憎悪に光らせた男は、目の前の標的をただ殴り続けた。
誰だか分からないけど、私のことが嫌いな女が、私の陰口を流したらしい。淫乱とか、体売ってるとか、ありもしない噂。私には、大好きな彼氏がいるのに。
全ての元凶は、は私が女の子に人気の徳川君に告白されたことらしい。
そんなの、そんなの、理不尽だ。
「三成…なにしてるの?」
今、そんな私の目の前には、血の海が広がっていた。
ピクピクと微かに震えている体は、私の陰口を言った女達。その顔は殴られて変形していた。
「こいつらを、殺していた」
ああ、何てことだ。
「私の大切な苺を傷つけた罪は万死に値する!
こいつらも、家康も、許しはしない!」
確かに三成は私の大切な恋人だ。
だからといって、ここまですることは無いだろう。
普通は、そう考える。
だけど、私は普通の考えができなくなったみたいだ。
いつからこんなに性格が歪んだんだろう。そんなの、私に分かるもんか!
「ありがとう、三成」
普通じゃ、ないの、私達は。残念。普通で、幸せだった私達を狂わせたのはあなたたち。
だから、恨まないでね?
#さよなら、常識。
(さよなら)
(さよなら、常識)
*
結局何がしたかったんでしょう…!←
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