<無自覚恋愛期間/三成/学パロ>
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!凶王がつんでれ&かなり非似
「苺」
「おい、苺!」
「起きなければ斬滅するぞ!」
「ふぐぉっ!?もう斬滅されかけてるよやばいってギブギブ」
あ、やばい。非常にやばい。
何かが弾けそうになって涙が滲みかけたとき、やっと三成のキャメルクラッチから解放された。
私に跨がっていた三成は、ふんっと鼻を鳴らして再びテーブルに戻った。私も、感覚がおかしくなりかけていた首をコキコキと戻し三成と向かい合いに座る。
「さっさと続きをやれ」
「はい…三成様」
まさに凶王なんてあだ名がぴったりな彼の鬼畜さに全私が叶うはずなく。ってゆうか睡魔がぶっ飛んだので、私は教科書と再びご対面した。
今更ながら何でこんなことになっているかというと、まあ、定期テストがあるからだ。
秀吉様が会長をつとめる学園で赤点は許さないとか、生徒会にいながら赤点をとるなど秀吉様に顔向けできないとか、まあ三成はテストになると私に厳しい。
(わからん…)
「みー君、ここわかんない」
「…」
「ねえ三成…って、ば」
数学の長ったらしい文章題に挑むも全く分からず、三成を呼んだけれど返事がない。不思議に思って三成をみるために顔を上げた私は、彼の顔を見て目を丸くした。
「三成…顔赤いよ?」
「…貴様が」
「私がなにかした?」
「変な呼び方をするからだ!」
「痛い痛い痛い痛い」
三成の照れポイントがいまいちわかりません。
(でも可愛い)
*
あれから私は、地獄のようなテスト勉強とテストを無事終えた。
そして返ってきた成績をみて歓喜で跳ね上がった。今までで一番良いし、赤点もない!おまけに順位も上がっている。
「本田、今回はアホなりに勉強したようだな」
「なっ…見ないでよ!
てゆうか失礼だよ毛利くん!私だってやればできるよ!」
フン、と私を嘲笑う毛利くんを弱々しく一喝してから、私は走っていって後ろから三成に抱き着いた。
「みーくんっ!」
「っ…苺、貴様は…!」
(照れてんの可愛い!)
「いひゃいいひゃいごめんごめん!
ね、それより見てみてこの成績!
三成のおかげだよ!」
私の成績をみたあと、三成は数回瞬きをして控えめに私を褒めてくれた。
「ありがとうー
三成、大好きー」
「っ!」
「秀吉会長と半兵衛先輩にも知らせてこようよっ」
「…あぁ」
+無自覚恋愛期間
(何だ、この気持ちは)
*
非似…!
こんなgdgd文書いた奴…
前出ろ!前だ!
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