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Q.あれから幸村さんと進展あった?
A.この七海、伊達にヒロインと呼ばれてねぇ………
しかし、進展ないよアハハハハ!


12月。
甲斐では雪が降り積もり始めていた。それに従って気温も下がり、朝は布団で太巻きになった私を佐助さんがたたき起こすようになっていた。幸村さんも朝の寒さには弱いらしく、同じ目にあっていた。


「来ました…クリスマス…!」

ちょくちょくしか使わず、かかさず電源を切っていた携帯もいつの間にか電池が2個。幸村さんの可愛い寝起き写真の待ち受けの時計は12月24日になっている。

私はこの日のために頑張って作戦を立ててきた。いろんな人に協力もしてもらった。そんな私の野望はただ一つ。

「幸村さんの、ミニスカサンタ…!」


*
今日は確か執務をしていた幸村さんを迎えに、私は部屋へ向かった。

「幸村さーんっ!」

声をかけるとすぐに障子が開いた。

「七海殿っー!」
「旦那…執務、終わってないよ?」
「しかし七海殿が参ったゆえ…!」
「七海ちゃんを言い訳にしない!」

え、何か修羅場。
中ではオカンと幸村さんがじゃれていた。オカンこと佐助さんは、なぜか私に「七海ちゃんも言ってやってよ!」と困ったように笑いかけた。
…んん?いやだから何がだ!

「某、執務は苦手でござる…」

どうやら書の返事やらを書く仕事をしていたらしい幸村さんは、佐助さんのスパルタ教育にむう、とむくれて……あぁ!いじける幸村さん可愛い!!

「駄目です佐助さん…!私、アメとムチ教育より、幸村さんちゅっちゅ教育推奨ですから!」

それを聞いて、まるで“痛いわー…”みたいな目をしてる佐助さんと再び会話する勇気は出なかったので、私は手に持っていた袋を幸村さんのほうへ差し出した。


私の野望、幸村さんミニスカサンタ計画スタート!


*
ちょっと切ります
ミニスカサンタ幸村ハスハス




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