- 「海は青いよっ!いぇーい!」 夕暮れの海、超綺麗! 現在四国にいます、幸村さんの嫁候補です。 幸村さんとチカリンさんはお近づきの手合わせをするために、近くの陸のところでガンガンと武器をぶつけています。 「はいはい、危ないから竿を振り回さない!」 そんな幸村さんのために! 私は“野郎共”の皆様と夕飯の魚釣り。やり方を教えてもらった。 「佐助さん!見てください私の腕前を!」 「これ七海ちゃんが釣ったの?」 「当たり前!ね、野郎共!」 「「「アネキいいい!」」」 「ちょ、いつの間に仲良くなったの」 チカリンさんは人が良い。部下の野郎共も。 「ちょもちか軍も素敵だなー…」 「なら入るかい?」 ぼふん、と頭に乗せられた手はチカリンさんのもの。隣には幸村さんも目を輝かせながら立っている。超かわいい。 「ちょもちか軍にですか?」 どかりと床にあぐらをかいたチカリンさんに続き、幸村さんも床に正座をした。2人が来たことによって夕食も始まる。 「ああ、七海みてえな華がいても悪くねえだろ?」 「むぐぐ…駄目でござる… 七海殿は渡せませぬ…」 幸村さんは白米を飲み込みながら呟く。 「ぎゃあっ幸村さん人前でそんな…照れます!きゃあ!」 「痛っ、七海ちゃん痛い!」 「ねえ佐助さん!」 「何で殴るの!?俺様何かした!? 小山田の兄さん、助けて!」 * 「てゆうかさっきから船動いてますけど、何処に向かってるんですか?」 「久々の客だからな、この日本に名高い名温泉よ!」 「チカリンさん素敵!」 幸村さんも嬉しそうだ。あの目はかなり喜んでいる。 「ね、幸村さん!うれしいですか?」 「うむ!」 「えへへ…喜んでる幸村さん可愛いー」 破廉恥!と久しぶりに叫ぶ幸村さんの背中に抱き着きながら、私は見えてきた温泉に胸を踊らせた。 * 温泉はミニBASARAのアレです^p^ |