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「貴様は我が嫌いか?」
「嫌いじゃないよ?」

そんな会話は毎日、日常的に、習慣のように行われる。
その度に彼はふん、と鼻をならして満足したように黙るのだ。
付き合い始めて1年、この質問にはもう慣れた。

「心、見よ
今日は日輪が良く出ておる」

綺麗だね、
太陽はぎらぎらと屋上にいる私達を照らす。前まで、私はそんな太陽が好きではなかった。
今、綺麗とさえ思えるのは元就の影響なのだろう。
元就はそんな太陽のおかげでいつもよりご機嫌な様子。

「ね、元就」
「何だ」
「何でいつも、嫌いか聞くの?」

いつもなら、この質問をするとまるで聞かなかったかのように無視される。

「分からぬか」

今日は、違った。
コンクリートに座っていた私に、立って太陽を見つめていた元就が静かに近づく。

すっと、屈んだ彼の綺麗な手や指が私の顎を持ち上げれば激しく心臓が高鳴っていく。緊張のせいで体に力が入ってコンクリートの感触がじわりと強まった。

「わかんな…」

唇が、熱い。
あまりにも自然に、何のアクションもなく唇が重なったのだ。舌が口内に侵入してくれば、水音が鼓膜を震わせた。

「我は、貴様が嫌いでない」

息を整えていると、唇を拭いながら元就が言った。
当然返す言葉は決まっている。

「私もだよ?」



(ツンデレ愛情表現)

*
名前変換少なくてすみません
そしてぬるぬるぬるーい微裏ですみません
たまには甘いオクラでもいいかなあと




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テーマ「人外ファンタジー」
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