- 私は軽快に自宅への道のりを歩いていた。その足取りはいつもより軽いんだと思う。何てったって7時間のはずだった授業が4時間になったんだから! 徳川先生追いかけまわして暴れた石田先生マジナイス。 おかげで私は早く家に帰れる。 私の家、とゆうかアパートにはルームシェアで一緒に住んでる人が二人。佐助さんと幸村くん。 そしてそのうちの一人、幸村くんはマイスウィートエンジェル。年上なのにかわいい謎。 その幸村くんに早く会えるのがすごく嬉しいのである。 「マイスウィートエンジェル幸村くん!ただいま!」 「Welcome home! My sweet honey!」 …!? 「間違えました!」 とりあえず、ドアを思いっ切り閉めた。何か、青い幻覚見えた。 話は変わるが、幸村くんはてんで英語がだめだ。まずお帰りが英語で言えるはずがない。 「てか英語が上手くて、眼帯で青いのって一人しかいない…よね」 少なくとも、そんな特徴的な知り合いは私には一人しかいない。 「Hey!心 何やってんだよ?早く入れ」 「!やっぱり! だだだだ伊達さんが何でここにいるんですかっ…!」 愛しの我が家から顔を出してるのは、予想通りの人物…私が最も苦手とする人物(属性:変態)だった。 一気に立った鳥肌をさすって落ち着かせ、まずは我が家に入る。 伊達さんは私の前を歩いてリビングのドアへ。 「猿から電話があってよ 今日は心が遅いから、幸村見ててくれだってよ あ、静かに入ってくれ」 幸村くんは仮にも18歳、19歳あたり。留守番くらいできるはずだが、佐助さんはどうも幸村くんに対して過保護だ。…まあ幸村くんを夜に一人にしたら何か、危なそうな気もするけど。 だからこそ、伊達さんが呼ばれたのだろう。 「なるほど… 静かにって中に何が?」 ギィ、弱々しい金属音がして古びたリビングの引き戸が開く。中の見慣れた光景が見えてきた。 真ん中にある赤のソファーの上には、同じく赤の服を着た幸村くんが丸くなって寝ていた。静かに、ってこうゆう意味か…! 「マリカーやらせて寝かしつけた所だ」 「可愛いですねえ、寝顔…」 「Honeyのほうがcuteだぜ」 「ちょっと煩いです伊達さん」 「アンタは俺への態度を改めるべきだ」 私は可愛い可愛い幸村くんにブランケットをかけて、伊達さんに(仕方なく)コーヒーをいれた。 「せっかくですし、伊達さんも一緒に夕食どうですか?今日の当番、私なんですよ」 「いいのか?」 「はい、お世話になりましたし お礼にはならないかもしれませんが」 目を丸くして驚いている伊達さん。私の誘いがそんなに珍しいか畜生。 「今日の私は機嫌がいいので、伊達さんの好きなものを作りますよ 何がいいですか?」 大した物は作れませんが、と慌てて付け足しておく。伊達さんはしばらく恥じらうように私を見て(気味が悪い)、にやりと笑った。 「俺はアンタを食べたい Shall we have a sexual interlude with me tonight? 」 「幸村くーん、何食べたい?」」 #所詮変態! (Hey!心!聞いてんのか!) (何?頭がパーリィした?ご愁傷様です) * \(^O^)/ 英語のとこは、まあ、やらしいことしましょっていってます |