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「Hey、心!
今日こそ野球部のmanagerになってもらうぜ!」
「ぎゃっ!」

出た、中二な伊達くん。
…私は心のなかで呟いた。(ヘタレだからね!)

とりあえず怖いから、私はいつものように幼なじみの元就くんの後ろに隠れた。

「わ、私は帰宅部やめるつもりないですから…」
「細かいことは気にすんな
Come on、honey」

ぶるりと鳥肌がたった。は、はにー!?
伊達くんはよくわからない。それに女子にモテるし、何か怖いし苦手だ。何で私にマネージャーになってほしいのかも分からない。

「すまねえな、青山」

ぽん、と元就くんのそばにしゃがんだ私の頭を叩いたのは片倉くんだった。なんだかんだ、私を伊達くんから助けてくれるのは片倉くんだ。

「政宗様、そろそろ昼休みです
真田が来る頃でしょうから…」
「たのもぉぉおおおおっ」

急に響いた怒声と共に、教室のドアが外れんばかりの勢いで開いた。これはまた嫌な予感。

「政宗殿!今日のグラウンド権を…はっ!
心殿!サッカー部のマネージャーの件…!」
「考えてくれたー?」

今日も熱い彼と、へらへら笑う彼。2人もマネージャー勧誘をしてくるから苦手だ。この学校はそんなに帰宅部の女子が珍しいのかな…?

「わ、私は帰宅部ですから…!」
「おい、真田幸村!
心は野球部のmanagerだ!」
「いや、サッカー部のまねーじゃーでござる!」

「心ちゃん、俺様の汗拭いてくれるんだよね?」
「へ…?いや私は…」

ああ、どうしよう。とりあえず皆勝手に話し進めんな!(チキンだから言えない)
片倉くんが呆れたように眉間を押さえている。苦労してるんだな…。


「騒々しい、焼け焦げよ」

その場に終止符を打つような言葉を発したのは、今まで黙っていた元就だった。

「心は、吹奏楽部のマネージャーぞ」



誰か、この人たちとめてください。
いつの間にか。
暴走族に勧誘してくる長曽我部くんや、ゴリの生徒会に勧誘してくる竹中くんまで増えていて。
私は片倉くんと一緒に頭を抱えた。


*きみにちょうめろめろ
(私は帰宅部です)

タイトル拝借:みみ様より


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りあともに捧げ物
公式学バサ2発売決定祝いも兼ねて^^




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