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ぺらり。
放課後の図書室、私は1人端っこの席で辞典をめくっていた。
教科書片手に意味のわからない言葉についてを探すために動かしていた手が、ある単語でぴたりと止まった。


ストーカー
ある相手に対して一方的な恋愛感情や関心をを抱き,相手を執拗につけ回して迷惑や被害を与える人。


「…当て嵌まる」
「何がですか?」

ひょっこり、私のすぐ横から急に現れた人影に驚いてすぐに辞書を閉じた。ニコニコ笑う後輩、彼こそがストーカー。

「青葉くん…偶然だね」
「迎えに来ました!」

なんで私が此処に寄るのを知っていたの、なんてもう愚問だ。青葉くんはこうゆう奴だ。
友人づてに知り合ったゆえ、いい人だと思ってたのが不覚だったかもしれない。

よく私の行く場所行く場所に出現。帰りは必ずあとをついてくる。待ち受けが私だったときは血の気が引いた。

「いや迎えとか大丈夫…だよ?
私帰るね」

こうなったら撤退だ。
素早く帰り支度を整え、私は小走りに図書室を出る。

後ろから、青葉くんの声。可哀相だけど無視だ。
急いで靴を取ろうとローファーに伸ばした手に、後ろから伸びてきた手が重なった。いや、まじホラー。

「名前せんぱーい
逃げないでくださいよ」
「う、訴えるよ青葉くん…!」
「何でですか?」

すごく不思議そうに問う青葉くん。私からしたらその態度が不思議なのだけど。


「名前先輩」

何も言い返せない私の耳元に、青葉くんの口が寄せられた。

「先輩は、愛情表現が下手ですね」

今のやりとりの何処にそんな表現があったのか。
とりあえず、顔の近い後輩もとい変態ストーカーを押しのけて私は一心不乱に逃げた。


(あ、先輩待ってください)
(無意識なのがさらに質悪い!)


*
すみまぜううええ!←
何かギャグともいいにくい、グダグタさ…!
本当…返品修正受け付けます!
七子様、このたびはありがとうございました^^




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