- !へんたいざや 「土日の幸運といえば街に人が増えることと、名前ちゃんの私服姿が見れることだよねえ」 「土日の不運といえば、平日より臨也さんの出現率が高まることですかね」 この爽やかな笑顔を何回殴りたいと思ったことか。 折角の土曜だというのに、私の家には臨也さんが押しかけてきていた。 「うん、私服姿も可愛いね」 「あはは、ありがとうございます!だから出ていってください、つか出ていけ」 「じゃ、どこ行こうか?」 「行きませんよ」 何を考えて、何を勘違いしているのか私にはさっぱりだ。 臨也さんは私の言葉が不満らしく、ジャケットをパタパタさせながら文句をつける。 「折角可愛い服着てるんだから、出かけた方がいいんじゃない?」 「そのつもりですから、帰ってください」 うん、似合ってる。 どうも。 ばかみたいな会話はいつになったら終わるのか。 私は正座を崩しながらも、早く帰れと念を送る。 「ミニスカートはいいよね」 「は?」 突拍子もなく言うやいなや、臨也さんは私の隣へ座って手を太ももへと伸ばしてきた。おまわりさん、痴漢してくるオッサンがいます。 「名前ちゃんはやっぱり脚が綺麗だ」 にっこり笑いながら太ももを撫で回す痴漢親父。だれかたすけて。 * 毎度キャラ崩壊すいませんぎゃー |