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とある日の祓魔塾にて。

「しえみ、今日はりんりんの隣に座るのよ。可愛いの二乗!」
「え?菜子は?」
「私は今日は……勝呂ー!隣行っていい?」

「ええよええよ!大歓迎や菜子ちゃん!」
「何でお前が答えんねん?!」
「わーい!お邪魔します」
「いいか。授業の邪魔したら課題手伝わんからな」

「す、ぐ、ろー」
「まだ開始5分や…!お前話聞いとったんか!?邪魔したら…」
「勝呂って詠唱騎士と、竜騎士も狙ってるんでしょ?」
「…おう」
「なら、どーん!」
「おま、何銃出してんねん!?」
「大丈夫。この位置なら先生からも見えない」

「…勝呂君、この問題を」
「は、はい!」
「(雪、気づいてるかなー)」

「…で、何でお前はまだ銃持ってんねん」
「これね、昔私が使ってた銃」
「確かに使いこんどるな」
「あげる」
「……なぁっ!?」

「星海さん、問い4を」
「アイドントノー」
「ふざけてるんですか」
「極めて真面目です」

「だから、あげるって。まだまだ現役だよ、この子?
ちなみに名前は山田さんと田中さん」
「平凡やな!」
「可愛いでしょー。
山田と田中、大事にしてね」
「ほんまにええんか?」
「いいよ。ついでに使い方教える」
「そ、それこそほんまか?!」
「うん、本気だよ。だからさ、課題教えてね」
「任せとけ!
…………星海、やっぱ、やめるわ」
「何で?」
「(奥村先生、めっちゃ睨んどる…)か、課題は教えたるから」
「本当?やっ…」

「菜子、課題は僕がいくらでも教えてあげる」
「ぎゃあああああ耳元反則!」
「んだよ、今日はうるせえな菜子」
「だって雪が…!」

「授業は真面目に受けましょうね…?」
「………はい」


結論:黒い雪男は最強


*
2011/6/17



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