- 今日はいい天気。そしてぽかぽかのお昼なのです。 僕は寝ようとふかふかのうえに転がったのですが、視界になんだかふわふわな物が入ってきましたのです。それをなんだかもふもふしたくて、僕は慌てて起きてそれをぎゅうしました。 「シスター、これは何の食べ物なのですか?」 「…」 星はお買い物に行っていたので、シスターに聞いてみることにしますです。 「海、それは食べ物ではない 生き物だ」 「食べられないのですね!良かったのです!」 「良かった?」 もふもふ、にゃー、小さなそれは僕の腕を舐めてるのです。 「良かったのです こんなに可愛いもふもふを食べちゃうのは可哀相なのです」 にゃー、もふもふはいきなり飛び降りると走っていってしまいましたです。残念です。 「そうか…」 シスターがもふもふを見送りながら僕の頭をわしゃわしゃ。気持ちいいのです。 「あれは猫だ」 「ねこさんですか」 「うむ 猫は食えん」 「食べれないのですか」 「うむ」 「僕、シスター好きなのです」 ゲホッ。 シスターがむせてしまったのです。今日の言葉遊びは僕の勝ちですね?って聞いたら、また頭を撫でてくれました。 「…お前は猫みたいだ」 「にゃー」 「(もふもふもふ)」 シスター、今日はなでなでが長いのです。そんなに撫でられると寝ちゃいますです。 「シ、シスター……!?」 うとうとしていた時です。突然、びっくりしたようなリクの声です。リクはシスターを見て震えています。 「リク…貴様」 見たな? シスターが呟いたとき、リクは同時に吹っ飛びました。シスターのてっぽー、ってやつです。リクはお空の彼方。さすがはシスター! #あらかわにっき4 (あんなデレデレなシスター、初めて見ましたよ…!気持ち悪い!) (シスターは海といると、いつもあんな顔だぞ?) (よく平然としていられますね、ニノさん…!) |