※性格の悪い吹雪君
※変な円堂君

セックスしようよ、吹雪がそう言ったから、二人でベッドに入った。セックスというのは普通男女がするもんで男同士でやるものではない。でも多少違っても一応出来るんだから、恋人ならした方がいいのだろう。
「嫌がらないの?」
「嫌がって欲しいのか?」
「それも燃えるかもね」
吹雪がクスクス笑う。吹雪は俺のシャツのボタンを片手で器用に外している。こいつ絶対経験者だ。そう思うと喉の奥が少し苦しくなった。
「俺お前のそういうところが嫌いだ」
そう言うと、吹雪はぱちぱちとまばたきした。
「僕はキャプテンの全部が嫌いだよ」
吹雪の唇が額に当たる。冷たくて柔らかくて、少し痛い。
「ぬくぬく育った子はみーんな嫌い」
吹雪の手が腰をなぞった。体が跳ねて、肩が小さく震える。
「そうか」
吹雪の胸に顔を埋める。吹雪は邪魔くさそうに、荒い手つきで俺の頭を退かした。
「僕はセックスがしたいだけだよ」
「そうか」
吹雪の声は少し苛立っていた。あー、やっぱり俺も。
「お前のこと嫌いだわ」


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悔しいっでも感じちゃう…ビクンビクン な円堂が書きたかったのにorz




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