※病んでる円堂さん
※中二でしかない

「好きだよ。」
そう彼に言う度に、自分が薄れていく気がした。吹雪はとても綺麗だと思う。真っ白な髪に真っ白な肌、睫毛も白く太く長く、雪の中で見たら目以外紛れてしまうだろう。緑のような青のような、雪に反射するとツラツラ輝く目は、彼の一つの特徴だ。俺はあの目が大好きで、死ぬほど憎らしい。あの目に、吹雪に見つめられると全部見透かされそうだ。だから俺はいつも涙の膜を作って彼を見つめる。せめてもの防衛に、無駄だと知りながらも彼との壁をつくる。

「うれしいよ。でも、キャプテンは、自分が好きじゃないんだろう?」
吹雪が俺の目を見据えていった。そんなことない、と言うように首を振って、疑われたことがショックだと涙を浮かべる。これはごまかし、つまり嘘だけれど。あはは。
「目で分かるよ。自分が可愛いくせに、自分を嫌ってる。」
吹雪は人を冷静に見るから嫌だ。見られたくない隠したい部分ばかりを好きになってくれる彼が、憎いのに恋しい。あはは、ふふ。
「…吹雪は、いつか俺を嫌いになるよ」
キッパリとそう告げてやると吹雪は目を丸くした。ふっふふ、面白い顔。ふふふ、ひひ。
「皆きっとそうだ。」
今の俺はあくまで粘土を重ねて重ねて重ねて作ったようなもので、俺本体はどろどろに汚くて、ひっひひ、ははは。
「俺はお前を」
綺麗な吹雪。優しい吹雪。いつか俺を嫌いになる吹雪。嫌わないでくれ、優しいままで、綺麗なままでいてほしい。このまま止まれ。
「殺したいよ。」
そうしたらいつまでもお前は俺を好きな吹雪のままだよ。それはいいね、きっといい。
「あ そうだ」
おれごと殺そう、そうしよう。心中だ、きれいな吹雪と濁った俺で、手を繋いで心中。愛してる、愛してるよ、あはは、いひひひ

あっははははははひっひひひひひひあははははうははわあはははっひー、ひー、はっはははははははあはははうははいひ、いひひひ、ふっふふふふ、ふふふふふふ、うふふ、くっくくくひひひひ、あははははははははははははははははははははははははは、いひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ。はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ

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私…中二病なの…
すみません…


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