※高校生で別々の学校 ※三馬鹿は一緒 最近コンビニでバイトを始めたのだけれど、大分常連さんの顔も分かるようになった。午後6時、この時間に来るのは賑やかな他校の三人だ。 「お姉さん、肉まん下さい!」 黒髪の活発そう一人は毎回そう言う。暑い日も雨の日も必ず肉まん。そのことで、彼は強い印象に残っていた。 「はい。からしは…いらないんですよね。」 小さく笑うと、彼は一瞬固まって、それから大きくうんうんと頷いた。 「は、はい!いらないです!」 大きな声に、一緒に来た二人が笑っていた。仲がいいなあ。 ----------------- ・店員乱太郎に一目惚れ団蔵 ・会話がしたくて毎回肉まんを頼む ・金吾と虎ちゃんはそのことを知ってる 甘酸っぱい話が書きたいです 110309 ← → |