女顔主×アツヤ

2011/03/06 23:31



※アツヤ生存です

イケメンは死ねがモットーの俺ですが、同じクラスの吹雪アツヤ君という忌ま忌ましいイケメンに呼び出されました。イジメ、ダメ、ゼッタイ。俺が10人中9人に女と間違われる顔だからなめてるんだろうか。ファッキン!今なら竜巻旋風脚も5秒に一回できる気がする、返り討ちにしてやるぜ吹雪アツヤ!キヒヒヒヒ、やべっこれ悪役の笑い方だ。でも普通に笑ったら「清楚でかわいい笑い方」って言われる俺はどうすればいいんだ…。そんなことを考えてたらいつの間にか校舎裏だファック…。アツヤ君すげーぴりぴりしてるし。クソッこんなことなら通信空手習っとくんだった。
「…あの」
「!!おっ、おう!きたか!!」
アツヤ君の声がでかくてビビる。そういえばアツヤ君と士郎君は性格が随分違うなあ。熱血系イケメンと王子系イケメンの双子とか、生まれた時から俺に喧嘩売ってるだろ。
「どうかしたの?」
「あっ、その、いや」
アツヤ君がもじもじしてこっちを見ている。いつも堂々している彼だから、すごい貴重なシーンだ。思わずごくりと喉が鳴る…ってアレ…なんで鳴った?なんで鳴った!?
「おれ、お前が」
指の先をこちょこちょ動かすアツヤ君を見てたら何だか心臓の辺りがムラムラして、泣かしたくなってきた。ちょっと待って俺は自分が同性愛者というショックとサディストというショックのダブルを受けてしまったぞ。いやいやいや、冗談だろ。だって俺昨日までグラドルのますみちゃんに勃ってたもん。うわ何か頭ごちゃごちゃしてきたっつーかアツヤ君の背中蹴ったあとに優しく撫でてあげたいムラムラする。
「すっ、好きなんだ!」
「どうにでもなれ」

というわけで恋人ができました。





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