ケニスタ+カイ



あれだよね、ゲイ。カートマンがよくネタにしては笑う、あのゲイ。そのゲイが身近にいるだなんて、カートマンが知ったらどうなるだろう。笑いすぎて死ぬかな。驚きすぎて死ぬかな。でもそんなこと二人にはどうでもいいみたい。前まではあんなにゲイって言葉を嫌がってたのにね。というか、僕以外見てる人がいないからって、そんなにぴったりくっつかないでよ。ケニー、スタンのジュースを勝手に飲んでもいいの?
「さみしい」
「どうしたの、カイル」
「二人に置いてかれてる気がする」
そう呟くと、スタンが笑って、僕を抱きしめた。なんだか嬉しい、といっても僕はゲイじゃないから、友情的な嬉しさだ。
「カイル、子供みたい」
ケニーが言った。そうだったらよかったかもね。



2011/02/26 23:58






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テーマ「人外ファンタジー」
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