メトロン→ゼル


「ゼルさーん!」

「あぁ?…なんだ、メトロンか」

「メトロンです」

「まぁいいところに来たな」

「?」

「今日のデザーム様も格好良かったと思わないか?特にグングニルを決める瞬間のあの立ち姿の勇ましさといったらないよな!」
「それにな、試合が終わったあとに"ゼル、キーパー御苦労だった"ってデザーム様が俺の頭を撫でて下さったんだぜ!」
「さっきも書類を届けに行ったら、"いつもすまないな"って労いの御言葉と疲労回復には糖分がいいからっていちごの飴を頂いて…デザーム様には申し訳ないけどこれ絶対食べれない永久保存する…やべぇ俺マジ幸せ!」

「本当にデザーム様は素晴らしいよな、メトロン!」

「そ、そうですね…」




エンドレスマシンガン
(そんなことより俺を見て下さいよ!)


「って何か俺ばかり話しちまってわりィな。で、お前はどうした?」

「あ、いえ、特に用はなかったんですけど。ゼルさんの姿が見えたもので、条件反射で呼んでしまいました」

「はは、なんだよそれ」


(でも今この時は貴方の笑顔を独り占めできてるから、まぁいいかな)










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