はみ出した魔法
ホグワーツ入学から数日。
生き残った男の子とかいうなんともおいしい設定持ちの少年ハリーとお兄さんたちがいいキャラしてる少年ロン、学年一位のガリ勉…賢い少女ハーマイオニーと仲良くなった。
レーシュは言うまでもなく汽車からの仲です。
今はその内の二人、ハリーとレーシュと雑談をしています。
「なんかさーもっとこう、ポップな感じを期待したね私は!」
「いや、それお前だけだから」
NOと手で示すレーシュ。
「僕は今のでいいと思うな」
ハリーは苦笑いで言った。
「いやいやいやよく考えてみて?可愛くないじゃん」
「可愛さを杖に求めてない」
大体、とレーシュは 私の杖を見て言った。
「お前のそれ、リボン巻いても逆に浮いてる」
「あ、それは思った」
ハリーの同意に私は改めて自分の杖を見る。
「なんとかなるかなと思ったんだけど…確かにこれはちょっとだめかな」
シュルシュルと杖に巻いたリボンをほどいた。
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