染み込む
ハロウィーン・パーティー当日。
ハリーたちは絶命日パーティーとやらに参加しているらしい。
私たち?いかない、いかない。
おいしいご飯が待っているのだから。
校長のお話も程々に。
さあ、ご飯を食べよう!
そう思ったときレーシュがいない事に気が付いた。
あれ?さっきまで居た筈なんだけど、何処に行ったのだろう。
まあ、いいか。
そう思ってご飯を食べ始める。
それを後悔する事になるなんて思わずに。
暫くしてレーシュが帰って来た。
デザートが現れたころだった。
「あ、レーシュおかえりー」
「…ああ」
「もうご飯ないよ、デザートだよ」
「見れば分かる」
何だか心ここにあらずといった感じがするレーシュ。
ご飯を食べられなかったショックというわけでもなさそうだ。
もしかして、リドル関係で何かあったのだろうか。
パーティーが終わり、寮に戻る時。
なんだかザワザワしているなあ、と思っていると、マルフォイの声が聞こえた。
「次はお前たちの番だぞ、『穢れた血』め!」
何があったというのだ。
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