今日はお任せ



※きつい描写がありますが、純然たるイザシズです。
※来神
※もちろん15禁






















『ん、んっ…シズちゃ…』
『…っは、んだよ臨也…誘ってんのか?』
『ちが…んやぁっ…!』

静雄が思い切り奥を抉れば、心地良い矯声が臨也の口から飛び出る。それににやりと笑って、さらに勢いをつけてやれば、面白い程に反応が返ってくる。
耳元に口を寄せて、火照る体温で部屋中が蒸し返るような中で、静雄は囁いた。

『――気持ち良いか?』

びくん、と身体が震え、中がきゅうと締まった。静雄はそれに顔をしかめて、お仕置きとばかりに更に奥を抉る。

『ひゃっ…んぅ、シズちゃんの、いじ、わるぅ!』
『でも気持ち良いんだろ?』
『ん、やっ、は、はっも』

臨也は、堪らない、とばかりに首を左右に振りながら、自ら腰を――




「―――長いよ!!」
「何だよ、こっからが良いとこなんだから黙って聞いてろよ。」
「いつからシズちゃんはそんなダイタンな子になったの?!っていうか朗読止めて!」
「あっ」

バッと臨也が静雄の手から取り上げたのは、先程まで静雄が朗読していた如何わしい表紙の官能小説――所謂男のバイブルだ。

放課後、いつものように誰も居ない教室にこっそり二人で屯していた時、トイレから帰ってきた臨也が目にしたのは、バイブルを持つ静雄の姿。そして、こちらが来るのを見計らったように静雄がその小説内の登場人物を自分たちに替えて朗読し始めたのだ。
しかし余りにも居たたまれない内容――しかも発禁――で、自分が下と言う設定に納得行かず、静雄渾身の喘ぐ演技を聞くことを諦めて、それを妨害したのだった。

「何処から持ち出したの!?」
「……お前ん家」
「はぁ?!見覚え無いよそんなの!」
「嘘吐くなよ。本当は物足りなかったんだろ?何か色々とマニアックなのばっか出てきたぞ、ベッドの下から。」

――何探っちゃってるのこの子?!彼氏の浮気調査する彼女!?

ちょっと悶えつつ臨也は気持ちを切り換えて、視線を手の中の本に移した。…本当に見覚えが無い。だとしたら。

「……舞流だ。絶対舞流だ。」
「嘘吐くな」
「いや、本当だって!」
「兄として最低だぞお前…」

――うわぁ、そんな引いた目で俺を見ないでよ。

実際妹の仕業だろうと溜め息を吐く臨也。取り敢えず没収、とズボンと背中の間に挟もうとしたときだった。


「………なぁ、試してみてもいいか?」
「え」


夕日が、静雄のバックに輝いている。臨也は一瞬理解出来ずにいたが――そのあと教室の床に押し倒されてしまった事により、ようやく静雄の言わんとする所を理解した。理解した……が。

「えーと……シズちゃん?」

あれよあれよと言う間に、お互いの下が寛げられてしまう。臨也は焦って肩を押し返そうとするが、びくともしなかった。

「…ぎ、ぎゃあああ!!」
「ぎゃああって何だよ。いつもお前がやってるだろ?…たまには俺にやらせろよ。」
「いやダメ、絶対。無理、無理無理無理入んない入んない!」
「……大丈夫だろ。いつも通りにやれば。」

嫌な汗が出て、臨也はいよいよもって本気で自分の身を案じ始めた。ズボンは中途半端に下ろされ、太もも付近に静雄の手が触れたのが分かる。

――ヤバイ!これはヤバイって!確実に掘られる俺!!

ぎゅっと目を瞑り、想像した次の手順に耐える心の準備をしたときだった。

「――……ん、っは…」

―――ん?

聞こえてくるのは、控えめな静雄の喘ぐ声と、僅かな水音。片目を恐る恐る開けば、そこには、頬を染めた静雄が、自ら後ろに手を伸ばしている姿があった。

「…………え、っと…」

かなり美味しい光景。
――いや、マジで?

てっきり自分が受けてしまうのかと思っていた臨也は、ほっと胸を撫で下ろした――と同時に、自分の上で自ら後ろを解し始めた姿を凝視する。


――堪らないよ…シズちゃん

















20110306





子ネタでした。
お粗末様です。





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