京平、好きなのに… こんなにも貴方を愛してるのに、なんで私に振り向いてくれないの?そんなに私が嫌なの? 「嫌って言うか、お前の兄が臨也だから怖いだけ」 『むむ、私の心の中を読むとは…臨也なんか無視して、私とお付き合いしてください。京平は私がちゃんと守りますから!!』 「お付き合いって…だからさ、臨也が怖いんだって」 『“だから”って事は私の事は好きって事?…臨也が怖いなら私が守るって言ってるじゃん。なにが不満なの?』 「不満だらけだ!!それと名前の言葉、一部分スルーするからな」 なにもそんなに拒絶しなくてもいいじゃん… 京平ってばいつもこんな感じ。やっぱ私の事なんて本当に好きじゃないんだなって改めて思い知る…。さすがの私でも悲しいよ… 『そーんなに…嫌?』 「そんなに嫌」 なんで私と付き合うのがそんなに嫌なの?私が臨也の妹だから…? だから、好きになってくれないの?愛してくれないの…? 『私の事嫌いなのに、いつも無理矢理でごめんね…?』 「…何もそこまで言ってねぇだろ」 『いいよ別に本音を言ってくれても…』 「涙を溜めてる奴に本音言ったら、流れるはめになるぜ?」 って事は、やっぱり好きじゃないって事だよね… 本人に言われるのって結構ショックだな… 『京平は…私の事がそんなに嫌いなんだね。わかった…、ちゃんと諦めるよ』 「ばーか」 腕を引っ張られ、京平の手が腰と頭にある。 え、なにこれ…私抱きしめられてるの?え、なんで?え!?え! 『き、京平!?』 「だから、誰が嫌いっつったよ。むしろ逆だ逆。好きだ」 『う、嘘だ…!』 「嘘じゃねぇ。だから言ったんだ、俺の本音言うと涙が流れるって。ポジティブにとらえろバーカ」 嬉しくて嬉しくて、私は京平の腰に両腕をまわし、強く、離れないよう抱きしめた。 (いてーよって笑われたけど) 『京平、好き好き大好きぃ!!』 「んな事、知ってるっつーの…」 顔を京平の胸にうめる。 嬉し泣きで泣いてるところなんて恥ずかしくて見せられないから 「…あの幸せに浸ってるところ悪いけど、2人ともここ屋上なわけで、僕も静雄も臨也もドン引きしてるんだよね。まぁ僕としてはセルティとの日常を思い出していたけど…2人の視線が怖いでしょ?」 「名前はドタチンが好きなのか…」 「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」 『「…すいません(汗」』 I Love you... (京平!好きだよ!! (俺もだ end. [prev] | [next] |