今日もトド松くんを追いかけては、後ろで見ている。
ストーカーになりかけの私。
そんな私の存在に気づいているんだか、気づいていないんだかわからない…。
あぁ、今日もトド松くんは超絶可愛いなぁ。
「なぁ、トド松。さっきから変な女が付いてきてる気がするんだが…」
「あぁ〜、名前ちゃんでしょ?」
「え、知り合いなのか!?!?」
「うん、ちょっとね〜。バイトしてた時に目をつけられちゃったみたいでさ」
「だ、大丈夫なのか?危害とか…」
「そのへんは大丈夫大丈夫〜。名前ちゃんものっすごくヘタレだから!」
「…そうか、ならいいんだ」
トド松くんの隣を歩いてる人は…カラ松くんかな??ぜひそこの場所と電柱の裏と代わっていただきたい!!羨ましいなー!隣歩けるの!
っていうか、あの2人はどこに向かっているんだろうか…。
いつもの公園、かな?
「まだついてくるぞ…?一体どこまでついてくる気なんだ…?」
「カラ松兄さん、ちょっとあの子ここに連れてきていい?」
「お、おぉ…いいぞ」
…あれ?なんかトド松くんだけこっち来てる気がするんだけど。私の所に向かってる…?いやまさか!!そんなはずはないっ!!!ストーカーもどきをしてるなんてバレてたら恥ずかしすぎる…よ……?
目の前にトド松くんの顔。
「あのさぁ、名前ちゃん。後ろをちょこまか付いてこられたら困るんだけど」
『ト、トド松…くん?』
「ほら、そこじゃ寂しいでしょ?早く一緒に来て」
名前を呼んでもらった+腕を引っ張られている。
トド松くんが、私の体に触ってる…!!!!
え、何なんで名前知ってるの!?!?
彼が触ってる所から段々と体が熱くなってくる。
私は彼に身元がバレないようにしてたはずなのに、おかしいな…。
なんで名前知ってるんだろう。教えた事ないのに。誰かから聞いたのかな??
色々考えていたら嬉しさでいつの間にか頭がショートしていた。
「カラ松兄さん、この子がバイト先で目をつけてきた名前ちゃんだよっ!」
「……おい、その名前ちゃんとやら、意識無くなってるぞ」
「…あれ?ほんとだ」
「トド松お前…!何かしちゃったんじゃ…!?」
「え? ん〜…」
僕がかわいいからだと思う
2019/03/22
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