最近ずっと気になっている事があります。緑間くんって、照れたりするのでしょうか…?
なんで気になり始めたのかと聞かれても私もわかりません。そこでまずテツ兄さんに聞いてみたら見たことないですって言ってました
すっごく気になります…。
そんな事を考えていて寝不足の私の目の前に、下駄箱から上履きを取って靴を履き替えている高尾くんがいた。
挨拶をしつつ、気になる事を聞いてみましょう
『…高尾くん!』
「ん?あ、名前ちゃん!おはよー」
『おはようございます。…あの、聞きたい事があるんですけど』
「なになに?」
自分も上履きに履き替えて、待ってくれている高尾くんの所まで歩いた。
教室までの間、本題を話す
『あの、緑間くんって照れたりするんですか?見たことあります?』
「…そうだなぁ、そんなに見たことねぇかも。つか見たくねぇよそんな真ちゃん!」
『そうですか…』
「それより黒子元気?」
『はい、ウザい程に』
「…そう、なんだ」
高尾くんでも見たことないか…。
高尾くんが見てないなら誰に聞いても「見てない」って答えるパターンですね。これは私で作戦を立てて行動するしか他にはないです。
私は学校から家までの道のりで作戦を考え、家に帰ってからもテツ兄さんと一緒に作戦を立てながら1日を過ごした。
‐翌日‐
『緑間くん!』
「……」
「……」
『…?こちらを向いてください』
「……」
「…名前ちゃん、なんかさ、真ちゃんと近くない…?」
昼休み、私はお弁当を持って緑間くんと高尾くんの所へと向かった。
自分の椅子を緑間くんの隣に置いて座る。よし、昨日の夜テツ兄さんと立てた作戦を実行しよう!
テツ兄さんの作戦はこう…
まず最初は緑間くんとの距離を縮めること。出来れば隙間がないくらいにピッタリと。
それが出来たら第二の作戦へ移る。
第二の作戦は…、緑間くんへのボディタッチ
しかし第一の作戦は上手くいったものの、彼の顔は私がいる真逆の方を向いている為、表情が確認出来ない
『緑間くん?なんでこちらを向いてくれないんですか?…もしかして照れてますか?』
「て、照れてなどいないのだよっ!!」
『そうですか…』
相変わらず顔が見えない。まぁ、いいでしょう、第二の作戦へと移らせていただきます。
『み、緑間くん!』
「…!?」
「ちょ、ちょっと!俺の前でいちゃつくのやめてくんない!?マジで!!」
「なっ、いちゃついてなどいない!!」
緑間くんの腕に抱きつくと、一瞬驚いた表情でこちらを見たが、すぐに高尾くんの方へと向いた。
けど、緑間くんは私を振り払うようなことはしませんでした。
『うーん…、なかなか照れないですね…』
「意外と照れてると思うけど…?」
「…名前、そろそろ離れるのだよ」
『はい、ではまた出直してきます!』
「で、出直すだと!?」
私はお弁当を持って席を立つと、緑間くんにちょっと待てと腕を掴まれ少し強めに引っ張られた。その勢いでバランスが崩れて緑間くんと一緒に床へと倒れた。
『いたたたっ、緑間くん大丈夫ですか…?』
「あぁ、俺は平気なのだよ…。名前は大丈夫か?」
『あ、はい……っ!』
「…っ!?」
目を開けて状況を確認すると、私が緑間くんを押し倒している感じになっていた。
そしてゆっくりと目を開けた彼と目が合う…
「…は、早く退けっ!」
『…わぁ!緑間くんが照れてるところが見れました!』
「い、いいから早く退くのだよっ!!」
『もっとその顔見せてくださ…ん゙っ゙!!』
「む゙ぅ゙!?」
私が緑間くんの顔をよく見ようと両手で掴んだ時に、後頭部を勢いよく押され緑間くんの額と唇に私の額と唇がぶつかった。
私達2人はそのままの状態で意識を失った。
緑間くんの眼鏡が目にあって痛かったです…
「そんな事してねぇで、真ちゃんにキスしちゃえよー」
『「……」』
「あり?真ちゃん?名前ちゃん?…やっべ、勢いよく押しすぎたかも…!!真ちゃーん!名前ちゃーん!!」
キスじゃ死ねません
(…高尾くん酷いです。
(目を覚ましたんだね名前ちゃん!それからごめん!
(…高尾、ここは天国か?
(いや、ここは現実の世界だよ真ちゃん…
(高尾…!このまま俺を死なせてくれないか…!?
(真ちゃん頭でも打った!?
(…お前のせいで額を打った。まともに名前を見られる気がしない…
(緑間くん、すみませんでした…
(いや…、俺は、嫌ではなかったのだよ…
(緑間くん…
20140102
亜美様からのリクエストにお応え出来ているでしょうか…?心配です。…が、リクエストをしていただいてとても感謝してます!\(^O^)/
楽しんでもらえれば光栄です(*´∇`)
また気軽にリクエストお願いします!!
以上、亜美様からのリクエストでした(*^□^*)
恋妬
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