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▽ 拍手お礼文1


*幼児化(?)注意!




「リュゲル兄…!!!!?」

眠れなくてリュゲルを起こして一緒にホットミルク飲もうと誘おうとして、それで。
小さくなったその手、小さくなったその顔をガンダレスはまじまじと見つめた。自分が見ているものは本当に自分の大好きな自慢の兄なのだろうか。布団にくるまりちょこんと出ている顔はいつもより丸く、柔らかそうな肌。触れてみると想像以上にぷにぷにでガンダレスはつつく手を止められなくなった。

「やめろ…ガンダレス」

「リュ、リュゲル兄!!どうしたの!!?」

リュゲルはガンダレスの声に自分の頬を触る。いつになくふかふかの頬、起こした気のしない軽い上半身、布団を握る小さな手。本当に自分のものかと疑い、ガンダレスの顔を見つめた。

「これはなんだガンダレス」

「わ、わかんないよ!!」

あたふたと慌てるガンダレスに対してリュゲルは至って落ち着いていた。
無論、夢だと思っていたからである。

「俺は寝る。用がないなら静かにしろよ、ガンダレス」

「違うよ違うよリュゲル兄!!その身体…」

「ん?これは夢だぞ。目が覚めればいつもの俺だ」

小さくなってもその表情は自信に溢れ夢心地で再び眠りにつこうとしたリュゲルにガンダレスは双肩を揺らして必死に起こす。

「起きて!リュゲル兄!!夢じゃないよ!」

「痛いぞガンダレス!…?………痛い?」

がばっと布団から起き上がり出て、ガンダレスの隣に並ぶリュゲル。
明らかに違う肩の位置、いつもはガンダレスの方が少し小さいのに首を上げなければ顔を確認くらいの位置に自分がいる。
(おかしい、確実におかしいぞ…)
リュゲルはこんがらがった頭を整理しようと必死だが目の前で不安そうな顔のガンダレスを見ると彼を安心させるための台詞が先に思い浮かぶ。

「ガンダレス、これは人の心を知るための試練なんだ。1日すれば元に戻る。力のない者の気持ちも知らないとだめだからな!!」

「えっ」

今回ばかりはだめかとガンダレスの顔をじいっと見つめた。すると…

「すっげえや!!さすがリュゲル兄だ!みんなの為を思ってそんな姿にまでなるなんて…やっぱリュゲル兄はすげえよな!!」

案の定、ガンダレスはリュゲルを疑うことを知らないらしい。
さて、これからどうしようか。
リュゲルは適当に言ってしまったことを後悔するが睡魔には勝てない。ガンダレスは納得したかして隣で死んだように寝ている。
(とりあえず、寝よう)
リュゲルは再び布団に潜り込んだ。





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2014.01.19

続きは拍手にあります!


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