※だれおま注意




セルティが中々素直になってくれないから試行錯誤してこんな物を作ってみたんだけど、良く良く考えてみればセルティには口が無いから意味が無かったよ!私としたことがなんという初歩的な過ち!
でも折角作ったのに捨てるのは勿体無いから君にあげよう。
どんな効能があるかは秘密…あ、でも君ならもうわかってるかな?


闇医者が愛する首無しの素直な面を見たいがために作った薬。
そんなの十中八九媚薬か何かに違いないと踏んでありがたく使わせてもらったが、目の前のシズちゃんに大きな変化は見られない。
俺の予想だとそろそろ息を乱して顔が真っ赤になってる筈なんだけど、おかしいな。

「シズちゃん、何か変な所とか無い?」
「何がだよ」
「ふーん…そっか、ちょっと待っててね」

よいしょとシズちゃんの隣から立ち上がり携帯を持ってベランダに出た。
そろそろ種明かしをしてもらおうと電話帳から新羅の名前を選ぶ。
決定ボタンを押そうとした所で背後に気配を感じて振り向くと、そこには何故か神妙な面持ちのシズちゃんがいた。

「え、シズちゃんどうしたの?」
「俺の事、放置するなよ」
「へ?」
「…だから、構えって」

少し拗ねたような表情で俺の袖を摘まんでくるシズちゃんに思考が停止した。
これは、つまり、あれか


「…シズちゃん、えっと」
「目の前に俺がいるってのに、他の奴と話したりすんなよ…」

シズデレ頂きました。そして俺は理解した。
闇医者の言っていた素直な一面が見たい、という言葉と今のシズちゃんの状態からして先程の薬は間違いなく自白剤の類だと。
いや、自白剤ってのは少しちがうか。あれと違って発言に無理矢理感がない。っていうか何々、このかつて無い状況、ええ御察しの通り慌ててるよ俺は。
何この子すごく可愛い。

「何この子すごく可愛い」
「っ、何だよ急に…本当にんな事思ってんのかよ」
「本当だから、可愛すぎて俺倒れそう」

動揺の剰りに俺まで素直になってしまった。俺はいいんだよ、俺は。
携帯を閉じてポケットにしまい、シズちゃんの手を引いて部屋へと戻る。
普段俺が手を握っても無反応若しくは振りほどく事しかしてこないのに、今は優しく握り返して来てる。
皆さん、これはちょっとした奇跡体験ですよ。
そんな感じで各地を練り歩いて見せびらかしたい衝動に駈られるが、寧ろ見せたくない。こんなに素直で従順なシズちゃんを誰か他の奴に見せるなんてそんな恐ろしい事が出来たものか。
それに今はもっとやりたい事がある。

「ねぇシズちゃん、俺のお願い聞いてくれる?」
「何だ?」
「これ着て欲しいなー、なんて…」

寝室のクローゼットから引っ張り出したセーラー服。そこ、在り来たりとか言わない!
今まで何度も着せようと試みたけど、シズちゃんの必死な抵抗に叶うことの無かった願望。
今の素直なシズちゃんなら、着てくれるに違いない。
ちなみに舞流が着ているようなセーラー服ではなく、白地の多いタイプの物だ。

「…それ、着たら臨也は喜ぶのか?」
「うんそりゃもうめちゃめちゃ喜ぶよ」
「なら、は、恥ずかしいけど…着てやってもいいぞ」

キター!キター!シズデレ万歳!
俺の人生において二番目に素晴らしい出来事だ。あ、勿論一番はシズちゃんが生きていて俺とお付き合いしてるって事だけど。
狂喜しかけた俺の手からセーラー服が奪われる。
漸くシズちゃんのセーラー服姿が見られるのかと思うと一瞬足りとも瞬きなんてしていられない。
セーラー服を抱えたシズちゃんを、じっと見詰めていたら睨まれた。

「着替えるけど」
「うん」
「…あんま見んなよ」
「えっ、シズちゃん着替える所は見せてくれないんだね…」
「あ、いや、み…見たいなら、少し位…」

わざと露骨に落ち込んだ態度を見せれば、シズちゃんの良心なんてイチコロだろう。
簡単に折れたシズちゃんは、その場で少しずつバーテン服を脱ぎ始めた。
段々と整った肉体が晒されていき、上半身が裸になった所でセーラー服の上を身に纏ったシズちゃん。
まだ上だけなのに威力が半端無い。
次にスカートだが、ここはやはりと言うべきか下を脱ぐ前にスカートだけ履いてしまって、後から脱ぐというような着替え方をしていた。女子かよ。
シズちゃんの細過ぎず太過ぎず、それでいて白く長い足がスカートから伸びている光景は凄まじい。
ここで忘れてはいけないあのアイテムをシズちゃんに渡す。
これを着けて初めて完成と言えるからね。

「臨也、これ」
「うん、ちゃんと全部着けてね」
「スカーフと靴下はともかく、これ必要あんのか?」

これ、とシズちゃんが照れながら左手に摘まむのは女物のショーツ。
シズちゃんからしたら見えない所まで着替える必要は無いのかもしれないけど、捲ったり触ったりする気満々な俺としては是非履いて貰いたい。
まぁ短いスカートから覗くトランクスのアンバランスさも魅力的だけどね。
この際どう手に入れたのかなんて事は気にしたら負けだから。

最後に残ったスカーフを上手く巻けないでいるシズちゃんの首に手を回して、代わりに結んであげる。
その時普段は隠れている首筋からシズちゃんの匂いがして、なんていうかこう、一気にムラッときた。
ベッドに座っているシズちゃんに、屈んだままの体勢でキスをする。
舌で唇を舐めれば、受け入れるように薄く開かれた。
舌は絡めあったままに、左手でシズちゃんの胸元を服の上から擦ると、目の前の瞳が悩ましげに瞑られた。
シズちゃんの目尻に涙が滲んだのに気付いて口を離してやると、苦しそうに呼吸を乱す。

突然だが、俺がこの白地メインのセーラー服をセレクトした理由を発表したいと思う。
まずはただ単に俺がブレザーよりもセーラー服派だから。
そして紺一色の方では無く、白地の方である理由は透けるから、だ。パンツは履かせたのに、ブラを渡さなかったのもその為。
キスで骨抜きになりベッドに仰向けで倒れたシズちゃんの上に覆い被さって、胸元を舐める。
睡液で濡れた布が肌に吸い付き始めて変色していく。
舐めていない方はゆっくりと撫でてその感触を楽しんだ。

「っは、臨…也」
「んー?」
「う…ぁ、服越し、…嫌だ、直接さわっ、ゃ」

こんな序盤でおねだりされるなんて予想外だが、まだ捲る訳にはいかない。
可哀想だけど無視して、乳首の辺りをたっぷりと濡らしながら舌先で押すと、立ち上がった乳首が押し返してくるのがわかる。
一度顔を離して見てみると、濡れて肌の色を透かした布地がぷっくりと腫れた乳首に吸い付いて存在を更に主張しているのが見えた。セーラー服から乳首が透けて見える念願の光景を目にしても尚、もっと見たいという欲が俺をかきたてる。

「シズちゃん乳首こんなにしちゃって、厭らしいね」
「ぁ、っや、ん」
「やじゃないでしょ?」
「気持ちい、けどっ、直に…ぅ」
「もうちょっと我慢してくれたら、幾らでも触ってあげるから」

シズちゃんからの貴重なおねだりをあしらうなんて罰当たりな行為にすら興奮を覚えた。
まだ乾いているもう片方の胸元にも舌を伸ばして、濡らすように舐め出す。
こちらもすぐにピンク色が透けて見えるようになり、立ち上がった乳首に軽く噛み付いてやると身体をびく、と震わせた。
布越しだと上手く歯で挟めないし、俺の言い付けを守って大人しく我慢しているシズちゃんが流石に辛そうなのでそろそろセーラー服の上を捲し上げる。
期待に満ちた目で見詰められたら、そりゃあ答えてあげるしかないよね。

「直接…どうして欲しいの?」
「っ、直接、触って…なめ、て…」
「こう?」
「ひぁっ!あ、ぁっ」

服の中で両乳首をきゅっと摘まめば、漸くのはっきりとした刺激に身体を強張らせた。
鎖骨辺りまでセーラー服を上げて、今度は直にねっとりと乳首を舐める。
舌を這わしたままシズちゃんの方を見ればしっかり目が合って、あぁ舐められてるの見て感じちゃってるんだなぁなんて思った。

「ぁひ、いざ、やぁっ、も…」
「どうする?このまま乳首でイってみちゃおうか」
「ひあっ、やぁ、いざ…のが、いいっ!」

こんな爆弾発言投下されて我慢出来る奴がいたらそいつは人間じゃない。
左手の指は乳首を弄りつつも、右手はシズちゃんのスカートに手を伸ばし捲ってみる。
スカートを押し上げる程に勃起したシズちゃんのペニスは女物の小さな下着に収まらず、先端から先走りを垂らしていた。
扱きながら後ろを解そうとか考えていたら、シズちゃんの手が俺の反応している股間を遠慮がちに撫で回し始めた。

「し…シズちゃん?」
「な、らさなくても、い…からぁ、っはやく」
「っ…!」

震える手で半分ほど外されたベルトを強引に抜き取って、自らのペニスを取り出すとシズちゃんの視線を感じて更に脈打つ。
自分から足を立てて誘ってくるシズちゃんの腰を引っ付かんで、殆んど手付かずのそこに思い切り突き挿れた。

「っあ、ぁあ!ゃ、はや…ひぁっ、ん」
「誘ったの、シズちゃんでしょっ!」
「ぁあ、あっ、もっと、やぁ!あ、おくっ、ぃ…」

結合を深めるように長い足を腰に絡められ、さらに奥を突き上げる。
普段より格段に理性を失ったシズちゃんが何か言う度俺は限界に近付いて、耐えきれなくなる前に厭らしい口をキスで塞いだ。
それでも積極的に伸ばされる舌に、答えるように律動を速めてやれば俺のペニスをキツい締め付けが襲う。

「んぅっ、はっ、んん!ぁむ、っう、ぁ」
「んっ、シズちゃ…、足、っく…ぅ」
「ぁあ、っひ、んぁっ!」

足で身体を固定されたまま二人揃って絶頂を迎え、シズちゃんは紺のスカートに、俺はシズちゃんのひくつく最奥に射精した。
いつも中出しされるのを嫌がるシズちゃんの奥に出してしまったのでこれは流石に怒られるだろうなぁ、と息を整えながらシズちゃんの顔色を伺い見る。

「シズちゃんが足ほどかないから思いっきり中に出しちゃったけど」
「っは、ぁ…、俺のおく、いざやの、が…っ」

恍惚とした表情で恥ずかしそうに、でも幸せそうに笑うシズちゃんが見えて思わず目を疑った。
俺は真っ赤な顔で半べそかきながら睨み付けてくるシズちゃんしか知らない、俺の知ってるシズちゃんじゃないぞ。

結論として、素直なシズちゃんは予想以上に刺激的で可愛過ぎるため、異常な程心臓に悪いという事がわかった。



後日、新羅からあの薬の効力が十分程度である事を聞かされ、柄にも無く混乱したのはまた別の話だ。







このじ様よりリクエスト頂きました、新羅の薬で本音駄々漏れな静雄にコスプレtkb諸々なお話でございます
最後の方はお薬切れてたのにシズちゃんが暴走して何故かシズビッチ
やたら長くなり字数制限に怯えた結果、折原さんが早漏チックになってしまいました
乳首といえば白セーラーだろ…という謎の等式がグリコの脳内にはありまして、折角だからパンツ履かせちゃう?みたいな、はい、自販機投げてもいいんですよ
透け透け乳首書けて楽しかったです。

この度は一万打リクエストにご参加頂き誠にありがとうございました!


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