ライト×フリオ
「…ふ、くっ…ン、ラ…イトッ」
「…君はこういった事は初めてか?」
「っ…ぅ」
こういった事、とは今ライトがフリオニールに施している愛撫の事だ。
フリオニールの勃ちきった自身を右手で強く扱き、空いた左手は逃げようと下がる腰に回して動きを封じた。
「ゃ、やめ…っ」
「質問に答えろ」
「ぐ、な…いっ!」
「自分でした事も無いのか?」
苦しそうにくぐもった声をあげるフリオニールにライトは更に訪ね、先端を親指で擦った。
「ぃ、ぁあっ!」
「自慰位した事はあるだろう」
「くぅ、ぁ…そ、れはっ…はァ、」
尿道を優しく抉るように親指を浅く動かすと、微々たる快感がもどかしいのか小さく腰を揺らし、その褐色の瞳がライトを見つめた。。
「…どうした?」
「ぇ…、や…」
「このままでいいのか?」
フリオニールの自身は痛々しい程に勃ちあがり時折大きく脈を打つ。
少し大きな刺激を与えれば解放されるであろうソレの根本はライトの指によって抑えられ、射精を禁止されていた。
尚も先端から与えられる快感は決定打に欠ける。
「君は、どうしてほしい」
「…ぃ、…ぁ、」
「…聞こえないな」
「ぃ…イキ、た、ぃ」
それだけ言うとフリオニールは羞恥からか目を瞑り俯いた。顔は赤く、長い睫毛は微かに濡れている。
フリオニールの要求を耳にしたライトは何も言わず、一度右手を離し顔を近づけた。
「ん…、っあァ!」
刹那、とてつもない快感に襲われたフリオニールは目を見開き、自身を銜え込むライトに驚愕した。
「なっ…!?っぁ、ら…ぃあぁ!き、たな…ん!」
「汚くは…な、い」
口に含まれたまま喋られ、そのせいで歯が自身に当たる。
追い討ちをかけるように睾丸を強く揉み解されれば、フリオニールの脳内は白く染まった。
「ひ、んン、あ、ぁアッ、ゃあァアーー!!」
自身はビクビクと震え大量に吐き出された白濁を、ライトは音を立てて飲み込んだ。
その様子を涙を流しながら見ていたフリオニールは訳が判らないといった表情を浮かべ、荒れた息を整えた。
口許を拭い顔を上げたライトは一言、「野営続きだが、溜め込むのは体に良くない」と一言告げテキパキとフリオニールの身嗜みを整え立ち去った。
「い、いきなり来て…何だったんだ」