memo | ナノ

▼更新 2014/10/07 10:03


四天王がたこ焼きパーティーしてるだけです。時期は鷹臣が卒業する前くらい


鴻一「たこ焼きだからタコを入れる?好きな物を入れればいいじゃないか!僕はマグロを入れるぞ!マグロが大好きなんだ!」
直人「はぁ?たこ焼きパーティーしようっつったの浅田さんじゃないっすか。僕はマグロなんて嫌なんで。浅田さんが食うやつだけにしてくださいよ」
鴻一「勿論だとも!意地悪カッコつけメガネくんには一つもやらないぞ。よし、黎治郎、油を塗るんだ!油を染みさせてあるキッチンペーパーがあるだろゥ」
黎治郎「ん。」
嗣彦「ねえねえ、俺さ、たこ焼きのタコ嫌いなんだけど、タコ無しって作れる?ってゆーかぁ、たこ焼きって気分じゃないんだよねぇ。俺、バームクーヘン食べたいな〜」
直人「何言ってんすか。バームクーヘンなんて無いですよ、ドイツにでも行ってください。浅田さん、籠原さんタコ無しがいいって。籠原さん用に生地だけのやつ焼いて下さい」
鴻一「アホ!馬鹿者!自分で食べる分は自分で焼きたまえ!人の分なんて一々焼いてやらんぞ」
嗣彦「はいー!?俺、こんなの焼いた事ないんですけどー!えー、それなら銀だこ買って来てよー、自分で作るより断然美味しいじゃん!」
鴻一「美味しいけど楽しくない!」
直人「いいっすよ。籠原さんには俺がガム入りのを作るんで。あ、後でブログ用にいくつか写メ撮りますから」
嗣彦「ええ!?ナオト何言ってんの!?信じられない!何それ!激マズじゃん!有り得ないし!」
直人「ナオトじゃなくてマサトだっつの。生地流しちゃいますよ?もう焼き始めていいんすよね?」
鴻一「僕がやる!僕がやる!」
直人「ああはいはい。黎治郎はどうする?何入れるよ、タコ?」
黎治郎「ん。」
直人「やっぱタコだよね。僕もそうする。あ、これ大きいな。切らなきゃ入らない。てゆーか、何あの飾ってあるキモいやつ。趣味くそワル。あれなんすか、あれ」
嗣彦「もう!ガム入りなんて作っても絶対食べないからね!」
直人「はいはい。あ、ネギあるじゃん。ネギだけってのも美味しそう。で、籠原さんは具どうするんですか?具無し?」
嗣彦「何かないの?」
鴻一「おい悪趣味メガネくん!キモいやつとはなんだい!?僕の素敵な可愛いコレクションに文句を言うつもりか!?」
直人「え、だってキショいっすよ。あの赤い卵みたいなフィギュア。こっち見てるし」
鴻一「あれはベヘリットだバカ!蝕なのだよアホ!」
直人「は?ペリドット?は?しょくって職?」
嗣彦「もー!鴻一、具は何があるのって訊いてんの!」
鴻一「沢山ありまくるぞ!僕のマグロとスモークサーモン、イクラ、チョコレート、天かす、納豆、ルマンド、葡萄、たくあん、佃煮、豚バラ、ニンニク、ネギだ!」
直人「浅田さん部屋怖いんだけど…あ、籠原さん、ニンニクがいいっすよニンニク」
嗣彦「ちょっと!まともなの少ないじゃん!なにルマンドって!?えー、俺スモークサーモンがいいんだけど」
鴻一「スモークサーモンは超超おすすめだ!」
黎治郎「魚介類は生臭くなりそう」
直人「まあ平気じゃない。籠原さん用にスモークサーモン入れますからね、はいっ」
嗣彦「ナオト、上手に焼いてよね」
直人「知らないっすよ。僕、初めてなんで。黎治郎も初?」
黎治郎「ん。」
直人「でもお前、手先器用だからイケそうだよね。浅田さんはよく作るんですか?」
鴻一「ハジメテだ!」
嗣彦「マジ?」
直人「えー、作った事ある奴いないの?うわー、こえー」
嗣彦「じゃあなんで鴻一はたこ焼き器なんて持ってるわけ?普段から作るような人しかこんなの持たないでしょ?関西人とか粉物ばっか食べてるデブとかさー」
鴻一「ルームメイトの高島平くんが、結婚式の引き出物で貰ってきた!」
嗣彦「どんな引き出物よそれ!そして高島平くんじゃなくて高月くんでしょ!」
直人「高島平って新田くんの実家あるところだっけ?あれって何線?」
黎治郎「三田線。でも、新田くんの実家は白金高輪」
直人「あれ、全然違った。浅田さん、これいつひっくり返すんすか?まだ?」
鴻一「んー、今だな!」
直人「……………嘘つき。まだじゃないっすか」
鴻一「じゃあまだだ!」
直人「うわー。じゃあ今の内に写メ撮っとこ」パシャパシャ
嗣彦「ねーねー、全然関係ないこと言っていい?」
鴻一「だめだ!!」
嗣彦「じゃあ言わない。ナオト、俺、豚バラ味も食べてみたい」
直人「豚バラ?それは後で作ります。え、籠原さん言わないんですか?フツーに気になるんですけど。黎治郎もそうでしょ?」
黎治郎「ん。気になる」
嗣彦「でも、主催様が関係ないこと喋るなって言うんですけどー」
鴻一「なんだい?」
嗣彦「なんだい?じゃないっつのー」
直人「あ、もうひっくり返せんじゃん。よっと……あ、意外に簡単。黎治郎もやりなよ、ほら」
黎治郎「ん。」
直人「おお、上手い。やっぱお前器用なんだな。僕のより綺麗じゃない?籠原さんのも黎治郎がやってよ。………ああ、浅田さんは案の定下手くそっすね。なにそれ、ゲロ?」
鴻一「直人のばーかあーほ!ブサイクー!」
直人「ブサイクはねーわ」
嗣彦「あーんもー、まあいいやー、話しちゃおう。みんなタカミーから裏校則のこと聞いてるでしょ?どうすんのあれ?俺はタカミーに従うけどさ、結構難しくない?流石に無理があるんだけどー」
直人「は?ああ……あれですよね?恵くんに接触した奴を潰せってゆー…何なんすかそれ。僕、まだ意味分かってないんですけど」
嗣彦「潰せとは言ってないけど…まあ、言ってるようなもんか。そうソレ。そのまんまだよ。メグミに話しかけたり交流持ち掛けた奴は片っ端から制裁すんのさ。やり方はタカミーが指示してくるっぽい。俺らはタカミーにチクればいいだけ」
直人「はぁぁ?あの人、いきなり変な事言い出したなー。そんなに恵くんが好きなんすか。うわ、大変なことになったよ」
鴻一「そんなの簡単なことだろゥ!全然面倒くさくないぞ!自分のファンだの親衛隊だのよく分からんそいつらに監視でもさせておけばイーのだよ!ワハハハ!」
嗣彦「親衛隊の子達にメグミに接触してきた奴が居ないか見張らせて、報告させればいっかー、まあ、そうだよねぇ」
直人「あの、僕は別に親衛隊とか居ないし、ファン?って奴とも交流してないんすけど…黎治郎もそうだし」
黎治郎「ん。」
嗣彦「そんなにビッチリ監視してなくてもいいんじゃないの?俺と鴻一のとこで、結構な人数居るし、充分でしょ」
直人「ああそっか」
嗣彦「俺的にはそういうもんよ」
鴻一「それはいかん!だめだ!」
嗣彦「え?」
鴻一「鷹臣の言うことは絶対だ!彼の命ずることなら、僕達は100パーセントの力でサポートしなければならない!そういう使命なのだ!僕はそのつもりで鷹臣の話を聞いていたのだからな!そこのアバズレ金髪と、不感症メガネと、木偶の坊とは訳が違うのさ。ぼ・く・は!!」
嗣彦「はー!?今なんつった鴻一ィィ!?」
直人「あ、出来上がったかも。黎治郎、皿だしなよ。焼けたの乗せてくから。あと写メ撮らして」
黎治郎「ん。」
直人「浅田さんがまた何か言ってるけどシカトな」
黎治郎「分かっている」
鴻一「いいかい嗣彦、鷹臣の言うことは絶対なんだよ。僕らは彼の下僕だからな!鷹臣がイエスと言ったらイエスだ」
嗣彦「いやだから、タカミーがしたいことには俺は付き合うけどさ、大変そうじゃない?かなり問題になると思うよ?俺らだって何かされそうだしさぁ」
鴻一「何かとはなんだい」
嗣彦「仮に、メグミに接触してきた人物がいたとタカミーに報告して、制裁下すとするじゃん。そしたら恨まれるのは俺らなんだよ?ハイリスクじゃんそんなの」
鴻一「本当にハイリスクと思っているのかね嗣彦!いいかい、考えてもみたまえ。僕と君とで何人親衛隊がいると思っているんだ?かなりの数だぞ?そして、この世界は多数決の世界だ。大勢の人間のイエスに背く者は異端者と認識される世界じゃないか。僕と君の親衛隊がイエスと言ったら、高等部の生徒は全員イエスになるのだよ!」
嗣彦「かなり乱暴な意見だなぁ」
直人「あ、うまっ。かなりイケんじゃん。これ、白ダシで食ったら明石焼きになる?」
黎治郎「多分、違うと思う」
直人「そう?ちょっと実験するか。浅田さん、白ダシ借りるますよ」バタバタバタ
嗣彦「あいつら全然話聞いてないけど?ねえ、鴻一さん。たこ焼きのことしか考えてないわよねえねえ」
鴻一「ゆとりメガネ野郎はダメだな!普段食い気がない分、こういう時ばかりガツガツする!なんて意地汚い人間なんだ。はあ、僕はこんなに真剣に鷹臣のことを考えているというのに。まったく」
嗣彦「別にそこまで真剣に考えなくてもいいと思うんだけどねー。はあ、まあいいや、俺も食べよー。ヤクザの女に手を出す奴がいないように、あのタカミーの男に手を出す人間なんていないでしょ。大丈夫大丈夫」
鴻一「ヤクザの女に手を出すアホは一人くらいはいるものだけどな」
嗣彦「そんなの一人じゃん。どうにかなるでしょ」
直人「浅田さーん!白ダシどこー?」
鴻一「知らん!高山に訊きなさい!」
直人「誰だよそれ。まあいいや。だし醤油で食べてみよ。だし醤油はありますよね?」
鴻一「だから知らん!」
黎治郎「恋愛は、」
嗣彦「うん?」
黎治郎「恋愛は、突然のものもあれば、熟成させるものもある。じっくりと準備をし、その時がくるまで静かに待つ恋愛は確かにある。本に載っていた」
嗣彦「う、うん、えっと、だから…?」
黎治郎「誰かが、その時を待っているかもしれない」
嗣彦「……タカミーがいなくなるのを待っている奴がいるってこと?」
黎治郎「居ても、おかしくない」
鴻一「そうだろう。居てもおかしくはない。そんな人間を潰す役目を担ったのが、僕らなのだよ木偶の坊くん!ぐっちょぐっちょとぎったんぎったんと潰そうじゃあないかい!」
直人「ねえ浅田さん!だし醤油も見当たらないんすけど!?」
鴻一「いやだから知らん!」



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -