memo | ナノ

▼更新 2015/03/12 13:15


「熱の条件」の桜介と「ぼくのみさきちゃん」の実沙季がくっちゃべってるだけです。

桜介「初めましてこんにちは、恵桜介です。本日は宜しくお願い致します」
実沙季「こっ、こんにちはぁ。神原実沙季です。よ、よろしくおねがいしまぁす」
桜介「えっと………ごめんなさい。僕、女性と対談って聞いてなくて…男の子と対談と聞いていたんですけど…?」
実沙季「……そうです、よ?男同士で対談ですよ。恵せんぱい、僕のこと女の子だとおもってますか?」
桜介「??………違うんですか?」
実沙季「えへへ、ちがいます。僕、ちゃんと男の子です。これは女の子のかっこうしてるだけなんですよぉ」
桜介「ええ!?だ、だって、その髪の毛は!?」
実沙季「これはハーフウイッグですよ。前髪は地毛で、ここからウイッグなんです。ほら」
桜介「……ああ。へえ、ほんとだ。…凄いですね。自然で気付きませんでした」
実沙季「ふふふ、そうなんです。ナチュラルに見えるように工夫してるんですっ。
んっと…恵せんぱい、僕、せんぱいより下なので敬語じゃなくてだいじょぶですよ?」
桜介「あ、そうなんですか?じゃあ一年生?」
実沙季「はいっ」
桜介「そっかぁ…でも僕、これが癖なので、気にしないで下さい。もうずっとこうなんです」
実沙季「年下にもですか?」
桜介「そうですよ」
実沙季「へえ、すごーい。やっぱり恵先輩ってなんだか大人っぽいんですね。落ちついてるし、うるさそう?な感じがしませんし」
桜介「大人っぽいですか!?は、初めて言われました。すごく嬉しいです!」
実沙季「僕とは全然ちがいますよ〜。何だろう、知的?なかんじしますし、色っぽいです」
桜介「へ!?色っぽい?」
実沙季「色っぽいです!経験の差ですか?」
桜介「…経験?」
実沙季「あ!!」
桜介「!?」
実沙季「そうそう、そうだ。あの、恵せんぱいっ、「ねつのじょうけん」?一周年、おめでとうございます!」
桜介「あ、ああ。はい。ありがとうございます。と言っても、まだ終わってない上に、あまり明るい展開ではないんですけどね。解決に向かっているわけでもありませんし、まだまだ先は長そうです」
実沙季「最後はどうなるんですか?」
桜介「へ!?最後ですか!?それは言えませんよ!」
実沙季「うーん、やっぱりそうですよねぇ。じゃあ、浅田鴻一さんはまたでてきますか?」
桜介「浅田先輩ですか?それは出てくるんじゃないですかね?四天王ですし…」
実沙季「ほんとですかぁ!?やったー!僕、浅田鴻一さん推しなんですー!ちょーかっこイイですよね!」
桜介「ええ!?浅田先輩ですか!?……かなり変な人ですよ?」
実沙季「でも王子様みたいです。貴族っぽい?かんじしますー!おもちゃ好きなのもいいかんじです」
桜介「は、はあ。そうですかぁ。あ、ではアキラくんはどうですか?すっごくすっごく格好いいですよ!」
実沙季「アキラさんは、恵せんぱいのカレシですもん。かっこイイですけど、なんかヘンタイだし…恵せんぱい、アキラさんのヘンタイプレイはだいじょうぶなんですか?」
桜介「ええ!?え、ちょっ、ちょっと…そんなっ、変態だなんて…!そんなことないです!全然変態じゃありません!」
実沙季「そうなんですかぁ?やっぱり経験値がちがうのかな。だって僕、まだ男の人とアレしてないんですもん」
桜介「は!?アレ!?」
実沙季「せんぱい、アレと言ったらアレですよ。見せあいっこはしたんですけど、ちゃんと抱かれたことはないんですよ」
桜介「え、え、何。何なの。対談ってそういう対談?」
実沙季「そうですよー。きいてないですか?」
桜介「聞いてません!そんな、恥ずかしいじゃないですかっ。そういう話はしたことないですよ!えー、籠原先輩はそういうのじゃないって言ってたのに…」
実沙季「僕はそういうおはなしがしたくて恵せんぱいを呼んだんです。僕にいろいろおしえてください」
桜介「!?ちょっと待って。えっ。だ、だって、教えるようなこと何もありませんよ!ふ、普通としか言いようがないです」
実沙季「その普通がわからないんです!どんなかんじなんですか?気持ちーですか?」
桜介「!?そ、そりゃ…そうですよね…好きな人としますし…」
実沙季「痛くないんですか?」
桜介「初めは痛いですけど、徐々に慣れるものだと思います。神原くんのパートナー次第ではないでしょうか?」
実沙季「それはテクニックって意味ですか?」
桜介「そうですね、テクニックというか、愛情だと思います。相手のことを考えて無理にするのではなく、慎重にステップアップしていくパートナーだといいのではないかと思います。一緒に無理せず高め合うと言いますか……うわ、僕なに言ってるんだろ。すごい恥ずかしい…」
実沙季「慎重にステップアップ?……どういう意味ですか?具体的にいってください」
桜介「具体的に!?…え、えーと……その、神原くんもそうだと思うんですが、僕らは男性を受け入れる側ですよね?」
実沙季「おちんちん挿れられる側ってことですか?」
桜介「!………そうです…でも、初めてだとそんなすんなり挿入りません」
実沙季「女の子じゃないですもんねー」
桜介「女の子もすんなり挿入るものではないと思いますが男性はそれ以上にスムーズにいかないものです。なので、指でゆっくり馴らしてもらうのですが……あの、これ本当に話さなきゃダメですか?凄く恥ずかしいんですけど…」
実沙季「おねがいします!!」
桜介「ほんとに?もうすごい恥ずかしいですよ。籠原先輩に絶対後で笑われるし…うう…そ、その、指で馴らしてもらう時も、痛みや違和感を伴います。そういう時にちゃんと、こちら側を考えてしてくれる人とお付き合いするのがいいですよって事です。自分の欲望に任せて激しくするような人は避けるべきではないかと」
実沙季「じゃあヤってから付き合ったほうがいいんですか?」
桜介「そういう意味ではなくて、神原くんを大切にしてくれそうな方を選べばいいんじゃないですか?」
実沙季「痴漢プレイってしました?」
桜介「し、しませんよ!!」
実沙季「おもちゃって使うんですか?」
桜介「使ってません!いきなりどうしたんですかっ。そんな、突拍子もない」
実沙季「うふふ、気になっちゃったんです」
桜介「あの、あまりからかわないで下さい。しかも、女の子の格好で…僕、同い年くらいの女性とあまり話した事無いんですから」
実沙季「僕は男の子ですよ?」
桜介「そうですけどね…えっと、この対談まだ続くんですか?」
実沙季「はい、是非!あっ!恵せんぱいは、アキラさんとどんな感じなんですか?デートとかはしているんですか?」
桜介「デートですか……そ、そういえばしてないです」
実沙季「じゃあエッチしてばっかですか?」
桜介「うっ………そうなるかも…」
実沙季「え!?……あ、じゃあこれからですね!これからたくさんデートできますねぇ!」
桜介「これから……うーん…うん、そうですね、うん…」
アキラ「ああもう!はい!終わり!この対談はこれで終了っ。桜、もう無理に話さなくても大丈夫だからね?神原くんも、あまり桜をいじめないであげて?」
桜介「アキラくん!?」
実沙季「え!?ええ!?え!?うわっ、み、三島アキラさんっ、うそぉ、ホンモノ!」
アキラ「うん、本物だよ。へえ、神原くんってやっぱり男の娘ってやつなんだね、全然男って判らないよ」
実沙季「えっと、あの、ありがとうございますっ。えっ、えっ、どうしよう、すごくカッコイイですね…」
アキラ「あははは、ありがとう」
桜介「あの、アキラくん、今までの僕と神原くんの会話、聞いていましたか?」
アキラ「え?そりゃ、もちろんね。変な事話してたら止めなきゃいけないしね」
桜介「アキラくん…」
実沙季「あ!あの、三島さん、「熱の条件」一周年おめでとうございます。その、早く恵せんぱいとイチャイチャできるようになるといいですね」
アキラ「うん、ありがとう。神原くんも頑張ってね」
実沙季「はぁい!キャー!」
双葉「サキー、そろそろ呼んでこいってカズちゃんが言ってたから迎え来たんだけど…うわっ、鬼イケメンと鬼かわい子ちゃんじゃん。え、何してんの?」
実沙季「あ!ふーちゃん!」
桜介・アキラ『何か増えた…』
実沙季「あのね、「熱の条件」の恵せんぱいと対談してたの」
双葉「ん?熱の…なに?この人も女装すんの?」
桜介「しませんしませんしません!」
アキラ『うわ、何かすげー子が来た』
双葉「?女装しないのに何で対談なんかしてんの?あ、料理についての対談とか?」
実沙季「恵せんぱい、おりょーりするんですかぁ?」
桜介「それもしません!」
双葉「サキ、何話してたのさ?」
実沙季「えー、えっとね、エッチに」
アキラ「はい!終了!お疲れ様でした!俺らはもう帰るね。はい、桜、荷物あったら頂戴」
桜介「あ、はい」
実沙季「おしまいですか?んー、物足りなかったけどたのしかったですっ。三島さんにも会えたし!」
双葉「終わりなの?じゃあサキ帰ろっか。んでさ、何話してたの?」
実沙季「だからぁ、エッチについ」
桜介「うわあああ!お疲れ様でした!ありがとうございました!あの、またお話ししましょうね」
実沙季「はぁい。またおねがいします」
アキラ「桜、行くよ。帰りに本屋寄るんだよね?」
桜介「うん、ありがとう」


双葉「それでさぁ、何話してたの?エッチ?ん?」
実沙季「恵せんぱい、エッチの経験豊富だからいっぱい質問してたんだよ。すごくいいことおしえてもらっちゃったー!ちょー勉強になったよ」
双葉「ああ、美形だったから経験豊富そうだよね。絶対童貞じゃないっしょ」
実沙季「恵せんぱいはどーてーだよ?」
双葉「…ん?」
実沙季「お尻使ってエッチするんだよ!」
双葉「お尻?素股好き?」
実沙季「もー!違うよー!アハハふーちゃんはやっぱり天然だね。ずっとそのままでいてね」
双葉「はー?うー、うん…?」
実沙季「ふーちゃんカワイイね!チュッ」
双葉「アハハー、サキはちゅー好きだね。猫みたい」
実沙季『やっぱり天然だなぁ…』

オチなし。終わり


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