1 「んで、俺のこと知ってるみたいだな。お前いくつ?」 胡座をかいたシノ。 大胆に足を広げて組んだせいで、トランクスが見えた。 トランクスの狭間から見えたらいけないものも見えた気がする。 別に、男同士なんだから気にすることもないはずなんだけど、女の子じゃないんだし! でも俺はなんとなく目を逸らしてしまっていた。 そんな俺を見ていたのか、シノはくっくっと面白そうに笑って片足を立てた。 「なんだよ?お前と同じもんしか付いてねぇよ?」 なんてことをするんだ! シノの方に向いたら見えてしまう。 俺は顔を逸らしたまま首を振った。 「からかわないで下さい!」 「はは、可愛いなぁ?」 |