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「んで、俺のこと知ってるみたいだな。お前いくつ?」


胡座をかいたシノ。
大胆に足を広げて組んだせいで、トランクスが見えた。
トランクスの狭間から見えたらいけないものも見えた気がする。
別に、男同士なんだから気にすることもないはずなんだけど、女の子じゃないんだし!
でも俺はなんとなく目を逸らしてしまっていた。

そんな俺を見ていたのか、シノはくっくっと面白そうに笑って片足を立てた。


「なんだよ?お前と同じもんしか付いてねぇよ?」


なんてことをするんだ!

シノの方に向いたら見えてしまう。
俺は顔を逸らしたまま首を振った。


「からかわないで下さい!」

「はは、可愛いなぁ?」