5 煌々と照らしているわけじゃない。 けれど俺の目は志乃さんをしっかりと捉えていた。 「志乃さん、……どうして……興奮してるんです……」 ほんのり赤くなった頬。 中心はト緩いランクスを軽く押し上げている。 傷だらけの胸も浅く上下していた。 「は……しら、ね」 「知らないってあなたの体でしょう」 「知らねぇ」 志乃さんはふいっと横を向くと、そのまま膝を立ててソレをかくそうとする。 その仕草がなんだか可愛くて、俺は右手をそっと離すとその足をわり開くように膝を掴んだ。 志乃さんは俺を軽く睨みはするものの、決して抵抗はしてこなかった。 「気持ちよかったんです?」 「気持ちよかねーよ」 「じゃあどうして?」 「条件、反射……」 条件反射って、そう思った。 笑うところなのか笑わないとこなのかわからなくて、俺は手持ち無沙汰にゆっくりと膝を持って割開く。 白い太ももが見えて、そこにも軽く跡があるのを見つける。 それに俺はまた眉をひそめた。 しかし、それだけではなく志乃さんが、膝を立てているせいで、トランクスの裾の部分が捲れてかなり中まで見えたのだけど、そこにはまた集中的に付けられている跡があるように見えた。 |