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えずくような声が不等な間隔でに聞こえてきて、限界まで口を開いている志乃の口角からはぼとぼとと涎が落ち始める。
苦しいのか、時折拳を作って相手の太ももを叩いている。
しかし相手は容赦しない。


「苦しい?」

「ングッ、……っ!ぐぅ……お、え……っ」

「やめて欲しい?やめないよ?志乃くんの苦しんでる顔は最高に可愛いからねぇ。しかも、すごく……っ締まる……っ。この喉のひだが僕のをきゅうって締めつけて……、はぁ……そんなに僕の精液飲みたい?」


ジンもそうだと思ったが、この男はその考えを遥かに超えるレベルでよく喋る。

自分の顔が知らず知らずのうちに歪むのを感じながら、騙し騙しそれを見ているふりをした。


「俺らも楽しもうか?」

「そうだな。」


欲の塊のような動きをする男。
それをしばらく見ながら志乃の体を撫で回していたほかの男達だったが、ようやく動き始める。

意図を持たなかった手が、急に目的に向かって動き出す。

一人の男の手が志乃のお尻を撫でて、間髪入れずにその間に指を沈めた。


「っ、!」


びっくりしたのか、志乃の体が跳ねる。


「おいおい志乃?誰のだこの精液は。いっつも言ってるだろ?ちゃんと出して洗浄しろって。」

「っぐ、……っげほ、んぅ……!」


出てきた男の指が濡れている。
粘着質な液体が指と指の間で糸を引いて、ぽとりと床に垂れた。
それを眺めていた男が、志乃の尻臀を左右に広げて睨むように見つめる。
そしてなにか思案しているのか数秒黙り込んだ。

しかしすぐにこちらを向くと、気味悪い笑みを浮かべながら口を開いた。



「手城サァン、アレ用意させてよ。牛乳浣腸」