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「は、ぁう……っあ、……ん、」



銀色の髪が揺れる。
チカチカと飛んでは消える光を見ながら、息を止めるも突き上げられる度にあっけなくそれは壊される。


「さっさと腰振って出せ、なんてシノさんは言ったけど、俺そういうの嫌いだな。」

「あぁ……?」

「だって……動物みたいでかっこ悪いじゃないっすか。しかも相手が嫌がってると萎えるっていうか」


そもそもこんな行為にかっこいいかっこ悪いあるもんかよ。
ジンは俺の片足を持ち上げながらカメラによく見えるように結合部を顕にする。
そこがしっかりと見られていることが分かって、ジクジクと熱を持つ。それと同時に涙が出そうなほどの屈辱感を覚える。


「かっこ、わるい、……ね。ふは、嫌がってる方が興奮するってやつもいるけど……っ」

「そ、だからこうやって……」

「ん、っく……お前……っ」


ビクッと体が跳ねる。
ジンが俺の体を優しく撫でた。


「気持ちわりーこと、すんな……っ」

「シノさんにも気持ちよくなってもらいたい。どうせするならね?……きもちいーっしょ?」

「きも、ちぃわけ、ねーだろ……っ」

「でもシノさん……お尻ヒクヒクしてるからそれ嘘でしょ。気持ちいでしょ?素直になってくださいよ」

「生理現象だっつの……っ」

「はは、淫乱の生理現象っすね」

「っよくしゃべんなお前……っ」


どれほど口を食いしばっても漏れていく嗚咽に、情けなさを感じる。
感じてないといいながらも、全身を駆け巡る電流のような刺激。
ビクンと否応なしに跳ねる身体。

ジンが嘲笑うように笑う。

その目線は最初っから最後までずっと見下げるようなそんな目線。
憐れむような。

でも多分俺がそっち側でもそうしてる。

情けない。
かっこ悪い。


「っは、いい顔してるよ、シノさん」

「っあ、……っう……、さっさと、イけ……っ!」

「仕方ないなぁ、じゃ、イくよ……っ!」