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聞いてないこんなの……。
聞いてないこんなの。
聞いてない!

こんなにエロいだなんて、誰が思う?
ここまでエロいだなんて知らなかった。


だってところてんするし、挿れただけでこのひとイっちゃうし。
女の子でもなかなか居ないよ。
挿れるだけでイくなんて。

少し荒めの息をするせいで、シノの体は少し揺れていた。
赤い頬に、赤い唇。
首筋から鎖骨にかけては桃色。

メス、みたい。

シノじゃないみたい。


いや、シノだとはもうあまり感じてない。
頭を走馬灯のようにかけ巡ったあのライブ映像も全然再生されない。
ただ、この後どうやって喘ぐんだろう、どういう反応をするんだろう。
そればっかり考える。


「こんなにエロいなんて、聞いてない……」

「はぁ……イイだろ……?」


きゅう、きゅう、と断続的に締め付けてくるそこを感じながら、腰から手を動かして太ももの方にやった。
すると、シノは足を立てて太ももを見せてくる。

結合部が丸見えになって、シノのそこに、俺のがぶっすりと挿さっているのがわかった。

そのエロさに思わず身震いしたら、上で笑う声がする。


「お前、かなりむっつりだなぁ?」



ニヤニヤと笑う顔もどこか余裕がない。
たぶんきっと、気づいてない。
それに、必死に取り繕ってるけど、突いて欲しくて仕方が無いのがわかって、体中が焦げる。


「よく言われます。」