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「ん、む……っは、ぅ」

「ふ……ぅ、ん、ん……」


シノの舌が絡みついてくる。
器用に動く舌は、惜しげもなく俺の口内を刺激する。
ふと目を開けたら、

感じるとこ、全部わかってんだぜ?

とでもいうような目で見つめられて、なぜかもう逃げられない……と感じるような、支配された気分になった。


「ん、はぁ。」


どろどろと、体の奥まで侵食されていって、溶かされていくようなそんな感覚がして、じくじくと皮膚が粟立つ。

口を離したシノ。
シノの口はどちらのかわからない唾液で、艶かしい光を放っている。

俺の口や口の周りだって同様で……。

ん、なんだか口の中が、甘い……。


「はぁ、ん……」


相変わらず発情しているのか、シノが俺の上で体をくねらせる。
その声のエロさ。
低くてハスキーな声が、俺の鼓膜を震わせる。

ぴったりと着けていた体をそっと離すと、さっきまでは気づかなかったけど俺の体がじっとり濡れていることに気付く。

大概、俺も発情してるんだな、と自覚して目眩がした。


「シノさん……」

「なんだよ……」


シノは、「ん」と声を漏らしながらその窄まりに俺のを宛てがった。
そして、穴の周りを刺激するようにそれで自分の穴を擦る。


「あ、う、……」

「入っちゃうぜ?ほら、みろよ」


くに、くに、当たる度に形を変えて、入りそうになる度に入口を広げて咥えようとしてるみたい。


「は、ぁ……あ、焦らしますね……」

「んー?あー……ちょっと腰落としたら、お前のがまん汁でにゅるって入っちゃいそうだ。」

「はぁ、ん、く……」


はぁはぁと荒い息を吐き出しながら、にやにやするシノ。
下から眺めるその光景はなかなかにエロくて、今すぐ突き上げてしまいたくなる。

このまま突き上げたら、どうなるんだろうこの人……。


「ハル、見ろよ、見てる?お前のちんこ……っ?!」