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ブルーバスター
【File 1-6】初めての、


そのまま体を上下反転させたシノが、意味有りげな顔をして俺を上から見つめた。


「ハル」

「なんですか」

「お前今なぁ、すげーエロい顔してる。それと、すげーー……下品」

「もともと俺は下品な顔してますよ」

「でもおぼっちゃまだろ?名刺くれよ」

「嫌ですよ」

「なんでだよ。今から俺のこと抱くんだぜー?抱いた女には優しくしねぇと。ほら」

「俺昔、一回だけ寝た女の子にストーカーされたことあるんですよ。だから嫌です」


目をパチくり、とさせたシノが「へ」と間抜けな声を出した。
何だその顔は、そう思ったけど、シノはすぐ元の顔に戻って意地悪そうな笑みを浮かべた。


「そっかそっかーーへーーーお前やるなぁ」

「一度だけですよ」


プチ、プチ、とシノが俺のカッターシャツのボタンを外していく。
その指が妙にエロく感じて、どうしてだろうと思ったら、さっき突っ込んでたことを思い出した。


「キス、する?」


ボタンを全部外し終わったシノは、そのカッターを開かせて俺の体を露出させると、その前に体をするすると撫でてくる。
そして、俺の股間の上に腰を下ろすと、そのままいじらしく動き始めた。


「は、シノさ」

「イエス?ノー?」


ぐっと顔が近づいてきた。
少しだけ赤いシノの顔。

その唇を見て、またちんこが反応した。


「イエス、な?」


それがわからない筈がない。
敏感に察知したシノは、そのまま俺に唇を重ねてきた。