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「わー。おにーさん。いらっしゃーい」
あの時より輝きを失ったトレードマークの金髪。
毛先は傷んでいて、あの時より艶もない。
彼について詳しく知っていたわけじゃなかったけど、青春を彼に捧げた俺にはちゃんと彼だと分かった。
煙草をふかして、ニヤリと笑った顔。
夢のようで、夢であって欲しかった。
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