1 「は、ハル」 「志乃さん……ご飯の話してたのになぁ……いつ行くか聞いてないですよ俺」 「いつ、でもいい」 「言ったな?」 ハルが、にいっと笑ってこれ以上ないような無邪気さで俺に覆い被さる。 わ、と思って上を向いたらすぐに目の前が真っ暗になった。 「ん、ふ……は、」 「志乃さん、志乃さん」 「ん、っ……っんん、ん……!」 唇が押し付けられて、食むように何度も角度が変わる。 ちゅ、ちゅっと吸い上げられて、ベロっと舐められる。 そしてまた、ちゅ、ちゅとそれを拭うように吸われる。 「ん、ふぅ……う」 「ん、……志乃さん唇赤い」 好き勝手に言ってくれる。 お前がそんなに吸うからだろ。 そう思って口を開く。 「そりゃ、そんなにしたら……っあ」 口を開けた状態をみて、しめたと思ったのかハルがそのまま舌を入れてきた。 ぐちゅ、ぬちゅと音がして、下が絡め取られる。 熱い、口の中。 甘い、唾液が、絡む。 「あ……ふ、あ、……ん、ぅ……っ」 熱い。 ふれあいそうで触れ合わない股間が、熱い。 いつの間にか、勃ってた。 ハルのも、勃ってる。 空気越しに熱いのが伝わってくる。 |