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「は、ハル」

「志乃さん……ご飯の話してたのになぁ……いつ行くか聞いてないですよ俺」

「いつ、でもいい」

「言ったな?」


ハルが、にいっと笑ってこれ以上ないような無邪気さで俺に覆い被さる。
わ、と思って上を向いたらすぐに目の前が真っ暗になった。


「ん、ふ……は、」

「志乃さん、志乃さん」

「ん、っ……っんん、ん……!」


唇が押し付けられて、食むように何度も角度が変わる。
ちゅ、ちゅっと吸い上げられて、ベロっと舐められる。
そしてまた、ちゅ、ちゅとそれを拭うように吸われる。


「ん、ふぅ……う」

「ん、……志乃さん唇赤い」


好き勝手に言ってくれる。
お前がそんなに吸うからだろ。
そう思って口を開く。


「そりゃ、そんなにしたら……っあ」


口を開けた状態をみて、しめたと思ったのかハルがそのまま舌を入れてきた。
ぐちゅ、ぬちゅと音がして、下が絡め取られる。
熱い、口の中。
甘い、唾液が、絡む。


「あ……ふ、あ、……ん、ぅ……っ」


熱い。
ふれあいそうで触れ合わない股間が、熱い。
いつの間にか、勃ってた。
ハルのも、勃ってる。
空気越しに熱いのが伝わってくる。