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そしてまたズボッと手が入ってくると、指先が俺の勃起した乳首をくりくりと回すように撫でてくる。

それも、きもちい……けど。


「志乃さん聞いてよ……乳首触ってあげるから。どうやるんだっけ?」

「は、あ……ひっ、引っ張って……」


そう言ったら、ハルが俺の乳首をギュッと摘んでそのまま引っ張る。
刺激に思わず背が反った。
下半身に直結するような快感。


「っあ、あぁ……はっ」

「でね?志乃さん、ね?」

「ん、ん、ん……!」


引っ張った後はそのまま離される。
痛気持ちいい、だろうか。
何度も何度も繰り返されて、腰が揺れそうになってしまう。


「また傷だらけになってるんじゃないかって心配してたんですよ。俺」

「しん、ぱい、しなく、ても」

「ん?」

「なに、俺が……傷だらけになってる……夢でも見たわけ……?」


ハルの顔を見あげる。
するとハルは少しだけ困ったような顔をして、首を振った。


「それは普段気になってただけです。ご飯食べてないでしょ。肋浮き出てますよ」

「んんん?っ、くすぐった……!」


ハルが肋骨のあいだをつつつっと撫でた。
ピンッと勃っている乳首が、じんじんとして服に擦れる度に淡い刺激が走る。


「なにか食べ物持ってくればよかったですね」

「飯……行ってねぇよ……。餃子……ラーメン……」


ハルが俺の腹を撫でて、肩に顎を置くと「あ、そうだった」と声を出した。