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「志乃さんの夢見ましたよ……」

「おーおーどんな夢?」


まじか、見たのか。

どんな夢?
俺を掘る夢でも見た?

ハルの夢の中にも俺の存在があることがなんか嬉しい。
ハルは思い出そうとしたのか「んー……」と声を出したが、すぐ思いついたように俺の身体をまさぐるように触りだした。



「えっと……ねぇ、志乃さん怪我は?増えてない?」

「ん……はぁ……?」

「ご飯食べてる?」

「ん……っ、食べ……てる」


服の中に躊躇いもなく潜ってきた手が背中を撫で回す。
それから脇腹を通ってお腹を撫でていく。

擽ったいし、……それにそんなに触られると、……ちょっとやべぇんだけど……?


「今日は?何食べた?」

「んっ……な、なに……食べたっけ……」


あ、ハルの手。ハルの手だ。

感覚が呼び覚まされて、ハルを認識する。
そうすると感覚が敏感になる気がした。

ハルの手が、上に、あ……いく。
上に、登って、……くる。


「志乃さん?」

「えと……あー……なに、食ったっけぇ……」

「志乃さんさっきから感じてない?」

「かん、じてねぇ…よ…」


嘘、感じてる。
ハルがわざとかどうかは知らないけれど、乳首には触らずそれをよけて胸を撫でる。

そんなことをされると、乳首が勃ってきて……疼いてくる……っ。