3 「は、ははッ、ビクビクしてらぁ」 口を離したシノが、手で俺のを扱きながら笑う。 自分でもわかる、ちんこがシノの愛撫でビクビクしてるの。 そこが、まるでほかの生き物になったみたいに、言うことを聞かない。 収まって欲しいのに、くれない。 ドクッドクッと脈打って、思わずはぁっと熱っぽい息が漏れてしまう。 「なぁ、ハルきもちぃだろ?」 にゅるにゅると動く手。 少し腰を浮かせて、股の間から覗いてくるこの人は、まだまだ余裕そうだ。 きっと俺が、まだ煽られてない顔をしてたら、もっともっと煽れるんだ。 「シノ、さ、……っくるし……」 「あー?苦しいじゃなくて気持ちいいだろ……っ?」 「っふ、ぁ、あーーっ!!」 先端にグリグリっと強く親指を押し付けられて、バチバチバチッと快感が広がる。 目の前が白く弾けて、背が仰け反った。 あ、イく、そうおもったのに、相変わらずシノは根元を思い切り戒めてきて、だめだった。 この、寸止めってやつはなんでこんなに苦しいんだろう。 今にもイけそうなのに、イきたい。 溜まった熱が、体の中で暴れ回ってる。 シノの戒めをくぐり抜けて、どぷっと溢れ出る先走りに、腰がひくんっと震えた。 出してしまいたい、ぐるぐると回るこの熱を開放したい。 「あっ、ぁあ……くぅう……っ」 「ふっくく、最高に情けねー喘ぎ声。イきてぇかー、ハル?お前がイかせてくださいっつうんならイかせてやってもいいぜ」 「っう、う……ン、」 くりっくりっと亀頭を刺激される。 時折生暖かい唾液が落とされて、それを全体に塗りたくられるのがまた気持ちいい。 俺はゆらゆらと腰を揺らしながら、ぎゅうううっと目を瞑る。 思考はもう白く塗れてあんまり考えられない。 「ほら、イかせてくださいって言ってみ?苦しいだろ、ハル」 「は、う……ぁ、……イ……」 腰を揺らしてみても、シノは根元離すつもりはないらしい。 それでも、かすかに残る理性が、俺にゆるいブレーキをかけさせて、俺は口を結んだ。 ゆるーく撫でるように刺激されるのが、どんどん俺の理性を削っていく。 苦しい、溜まった熱がどんどん膨張していく。 イかせてください。 一言いえば俺はこの苦しさから開放されるんだ。 けど、シノで。 それが俺の欲望にブレーキをかける。 こんなことしてるけど、やっぱり、相手はシノだから。 こんなにされて、こんなに煽られて、俺も大概往生際悪いなって思うけど。 く、と息を詰めたまま、我慢するために閉じていた目を開く。 「……え?……」 ……て、みたら、びっくりする光景が前に広がっていた。 「おいハル、聞いてんの?」 |