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ごろん、と寝そべったら、男が俺に覆い被さる。
一瞬にして俺の体は、男が作る影にすっぽりと埋まってしまって、光が見えなくなった。


「すぐ挿れるよ」

「ん、ん……」


しかしそんなことを考える余裕もなく、男は俺の太ももを担ぐとさっきまで挿れていたケツ穴に、ちんこを擦りつけてくる。

俺は一度だけ頷いて、はぁっと息を吐いた。


「志乃君のここ、こうやって……」

「ん、ぁ……」

「少し入れるとさ、ニュルって開いて俺のを咥えこもうとするんだよ。それで、こうやって抜くとね、物欲しそうにピクピクする」

「は、ぁん……やめ、……っ」

「綺麗なアナルだね……」


くぷ、ぬちゅ、と亀頭だけ入ったり出たりを繰り返す。
俺はそれを感じながら、その焦れったさに足をばたつかせた。
すると男は、俺の頭を撫でて笑った。


「すぐにしてあげるからね」

「う、うう、ぅ……あぁあー……っ」


男のがズルズルと内壁を存分に擦りながら入ってくる。
その快感がまたさっきの体位とは違った快感で、俺はガリッと床を掻いた。


「志乃君気持ちよさそう……俺も気持ちいいよ」

「はっ、あ、あぁ……っあぁ」

「んっ、んんっ」


男はそろそろイきそうなのか、早急にガツガツと貪るように突いてくる。
少しも痛みがない。
ただひたすらに軽い異物感と、快感。

俺、いつからこんなにアナルセックスで快感を感じるようになったんだろう。
仕事だから、毎日するから、全く感じないより気持ちいい方がいいに決まってるけど。


「っ、イく、志乃君!」

「は、あっ、あぁ、お、れも!イ、イく……!!!」


ガツガツと奥を突かれて、思い切り奥で射精をされる。
その感覚が、ゴム越しに少し伝わってきたような気がして、俺は思い切り締め付けるとそのまま一緒にイった。