6 男が俺の腰を少し持ち上げる。 そのせいでナカに入っていたちんこが少し抜けて、楽になる。 「そのまま止まってて。腰落としたらダメだよ」 「ん、ぁ……そのまま?」 俺は少し体を前に傾けて、そのまま指定された高さのままキープするように、太ももに手を付いた。 「そー……いい子だね……」 背中をツツッと撫でられて、体が震える。 どうしてだろう、なんだか皮膚が薄くなっているようなそんな錯覚を覚える。 直接触られてるような気分になって、体を思わず捩ったら、今度はがっしりと腰をつかまれる。 そして―……。 「っあ、ッ!?」 「志乃君っ!」 「ま、まっ……!ぁ、あぁ、む、あぁあ!そんなにしちゃ、あっあっ、あ、あ!!」 思い切り突き上げられて、体が跳ね上がる。 きもちいい? パンッパンッとリズミカルな音がして、俺の体が揺れる。 「んぁっ、きもちいいの……っ?!締まる……!!」 「は、ぁっ、あっ、だめ、だめ……っむり、そんな、あっ、そんな、すんなっ、て……っぅ、あぁ……っ!!」 「志乃君かわいすぎ、かわいいよ。可愛いね志乃君。」 「んやぁ、あァ、……あ!!」 俺可愛いって言葉なんて好きじゃなかった。 言われて嬉しいと思ったことがなかった。 寧ろ、嫌いな言葉だった。 昔から俺は、顔と身長のせいか女っぽいとからかわれることが多かった。 だから、女に向けたりする言葉は嬉しいと感じたことなんてなかった。 それなのに、今は。 「はぁ、やっぱ顔が見えるほうがいいや、一旦抜いて正面からしようか」 「は、はぁ……」 「志乃君の綺麗な顔見なきゃ。」 |