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脇においてあるお酒を煽った。
本当に酔ってないとやってられない。
そう思う。


「志乃君本当にさ、おじさんと付き合おうよ」

「はは、えぇ??」

「ねぇ、だめー?」

「うー……ん、もうちょっと仲良くなってみないと分かんないですねぇ」


抱き寄せられて、耳から頬からキスを落とされる。
それから今度は口に。

ちゅ、と触れた唇が次第に開いて、舌を差し出せばちゅうちゅうと吸われた。

キスってお互いの最近を何億個って交換してるって聞いたことがある。
俺はキスをする度それを思い出して、えずきそうになるときがある。


「っん、む……」

「志乃君、かわいい。」

「あ……ふぁ……」


最大限に目を蕩けさせて、まるで目の前の男を本当に好きかのように装う。
興奮したかのように見繕って、偶然を装ってちんこに触る。


「あ……勃ってる……」

「志乃君がかわいいから……」

「このちんこは可愛い子見ただけで勃起するんですか?」


首を傾げて、覗き込むように相手を見る。
テントを貼っている服の上から、ツンッとつつけば男は「っあ」と声を漏らした。


「違うよ、志乃君だからだよ。」

「本当に?」

「本当、誓ってもいいよ」

「じゃあ今からそんな可愛いちんこ可愛がっちゃおー……っと」