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ひと悶着あった末に、結局俺は志乃さんに負けていた。
車の中でシートを倒して横たわった俺の上に、志乃さんが乗って腰を振っている。


「あっ、はー……締め付け、が」


腰を持っていた手を少し動かして、少しだけあるクビレを撫でる。
肌が手に吸い付くようで、いくらでも触っていたくなる。
そのまま腰骨のラインなんかにも触れると、志乃さんがぴくぴくと震えた。


「志乃さんって、かなり敏感ですよね」

「はぅ、う……っあ……、皮が、薄いんだ、よ……っ 」


前後に腰を揺らす志乃さん。
くちゅくちゅと音が鳴って、志乃さんのからは透明な液体がとろとろと溢れている。


「ハルっ!ハル……っあ、あ……!」


ねっとりと絡みつく内壁。
俺はそれを堪能しながら、志乃さんを突き上げた。

ゴリっと先端が柔らかい中の硬いところを抉る感覚と、志乃さんのナカがビクビクと震える感覚。
見える足先の指は、先までぴんっと伸びていた。


「志乃さんイきそう?」

「は、イ、……っ……く!」

「何回目?イきすぎじゃない?」

「だって、ハ、ハル……う、ぁ、あ」


きゅうきゅうと俺のを締め付けた志乃さんは、目をぎゅっと瞑って背中を丸めると、びくんっびくんっとさっき震えたよりも大きく震えた。
そして次の瞬間には、俺の胸の上に薄くなった志乃さんの精液が飛ぶ。


「はー……はー……」


俺を見下ろして、赤い舌をちらつかせながら肩で息をする志乃さん。
それを見ていると、俺の志乃さんの中に埋まっているそれは、ぐっと元気になる。
それを感じたのか、志乃さんはニヤァっとわらった。


「はー……る。」

「志乃さん……だって、エロい……。」

「ふは。」


すぐさま志乃さんは、飛んだ精液を丁寧に舐めとる。
そのくすぐったさに毎度のことながら、腹筋を震わせると、それを楽しむように志乃さんは少し余分に舐める。
そして、そのままごくっと飲み込むと、今度は俺の胸に倒れ込んで、深く息を繰り返した。


「志乃さん、動いていい?」

「は、ぁ……いいぜ……」