1 ひと悶着あった末に、結局俺は志乃さんに負けていた。 車の中でシートを倒して横たわった俺の上に、志乃さんが乗って腰を振っている。 「あっ、はー……締め付け、が」 腰を持っていた手を少し動かして、少しだけあるクビレを撫でる。 肌が手に吸い付くようで、いくらでも触っていたくなる。 そのまま腰骨のラインなんかにも触れると、志乃さんがぴくぴくと震えた。 「志乃さんって、かなり敏感ですよね」 「はぅ、う……っあ……、皮が、薄いんだ、よ……っ 」 前後に腰を揺らす志乃さん。 くちゅくちゅと音が鳴って、志乃さんのからは透明な液体がとろとろと溢れている。 「ハルっ!ハル……っあ、あ……!」 ねっとりと絡みつく内壁。 俺はそれを堪能しながら、志乃さんを突き上げた。 ゴリっと先端が柔らかい中の硬いところを抉る感覚と、志乃さんのナカがビクビクと震える感覚。 見える足先の指は、先までぴんっと伸びていた。 「志乃さんイきそう?」 「は、イ、……っ……く!」 「何回目?イきすぎじゃない?」 「だって、ハ、ハル……う、ぁ、あ」 きゅうきゅうと俺のを締め付けた志乃さんは、目をぎゅっと瞑って背中を丸めると、びくんっびくんっとさっき震えたよりも大きく震えた。 そして次の瞬間には、俺の胸の上に薄くなった志乃さんの精液が飛ぶ。 「はー……はー……」 俺を見下ろして、赤い舌をちらつかせながら肩で息をする志乃さん。 それを見ていると、俺の志乃さんの中に埋まっているそれは、ぐっと元気になる。 それを感じたのか、志乃さんはニヤァっとわらった。 「はー……る。」 「志乃さん……だって、エロい……。」 「ふは。」 すぐさま志乃さんは、飛んだ精液を丁寧に舐めとる。 そのくすぐったさに毎度のことながら、腹筋を震わせると、それを楽しむように志乃さんは少し余分に舐める。 そして、そのままごくっと飲み込むと、今度は俺の胸に倒れ込んで、深く息を繰り返した。 「志乃さん、動いていい?」 「は、ぁ……いいぜ……」 |