3 舐める、って。 そう思いながらも俺の手は勝手にスラックスに伸びた。 そしてガチャガチャと言う音が聞こえたと思えば、いつの間にか下半身がスースーとし始める。 まるで自分の体が自分の体じゃないような感覚。 体が勝手に動いてる気がする。 「おっ、ボクサー派か。それも脱げ」 「シノさんはトランクスですね……」 「締め付けられんの気持ちわりーんだよ。なんか揺れてる方が慣れてる」 「揺れると気持ち悪いですよ。固定しときたい……」 「チンポジ決めんのに1日かかるわ」 一日ってそんな大袈裟な。 そう思ってシノを見たら、シノはにやっと笑って、脇のミネラルウォーターを取ると、そのまま煽る。 艶めかしい喉仏が、動いた。 上下に動く度に俺の中の欲望は膨らんでいく。 あー……。 噛み付きたい、舐めたい。 「あ?」 パチり、と、目が合う。 俺があ、と思うと同時にシノは俺を見て少しだけ目を見開いた。 そして 「ぶ、ぶは!!あははは!!」 「え?」 いきなり笑い出した。 |