6 終いには、早川さんにオナニーを付き合ってもらう妄想、までして。 「っ、あ……そこ、ん。」 早川さんが、嫌そうな顔で俺を見てる。 「なんで俺がこんなことしなきゃいけないの。」なんて俺の顔をみて、すぐに逸らす。 あぁ、いいそう。 いいそうだ。 『ここを、こうやって』 「っぁ、ア、……」 普段しないことをしてみる。 早川さんに教えられる妄想をしながら、触る。 するとすごく気持ちいい。 『きもちいいの』 「っん、きもち、……っは……」 『俺と性感体一緒かな』 「ンぁ、い……いっしょ……」 一緒。 一緒と聞いて、体が熱くなる。 けどそんなことはお構いなしに、早川さんは、どんどんと俺を追い立てる。 色んなことを知ってる早川さん。 そんなとこも、そんなとこも、触る。 内腿を撫でてみて、ひくんっと震えてみたり、そのままお腹まで撫でて、ゾクゾクしながら背を反らしてみたり。 繊細な、早川さんの手つき。 エロい。 「あっ、イ……きそ」 あぁみえてあの人は、結構Sだったりする。 ヘタレにみせかけて、あーいう人って意外とすごいことするんだ。 彼女がたくさんいたことあったり、ギャンブルに意外と乗り気だったり。 『隼也、もうイくの?』 「イきたい……っ、」 『はは、早漏じゃないの?そんなにイかせてほしい?』 何故か根元を押さえつけて、イけないようにしながら、頭の中でそんなやりとりをする。 早川さんに俺、イジメられてる。 「イかせて、イく……っ」 ジンジンして、イきたくてたまらない。 それなのに頭の中の早川さんは、日頃のお返しとばかりに、俺をイかせない。 さらにぎゅうっと強く握るようにして、さらに塞き止めてくる。 「早川さ、」 『じゃあさ、俺の仕事明日から邪魔しない?』 「邪魔、してな」 『俺いつも残業してるの知ってるくせに』 「あっ、あ……」 だって、早川さんと話すの楽しいんだ。 もっと、話したいんだ。 「それは、や……で、す」 『じゃあイかせない。』 ぐりぐりと塞き止めたまま、先端の方を責められる。 苦しくて気持ちよくて、イきたい。 「はやか、わ、さ、……っくるし、くるしい……っ、も、邪魔しな、しないから……っ!」 『本当に?』 「しない、しないからーー……っ!」 |