3






「う、……っん。」


真っ暗の部屋でぼうっとしていると、なんだか股間に言いようのない刺激を感じる。

そのまま少しうつぶせになって、腰を動かしてみたら、淡い気持ちよさがじんっと響いて、疼きの中心が熱を持ってくる。


あぁ……なんか、ムラムラする……。


それは意識すればするほど、感じるような気がして、俺はそのまましばらくもぞもぞと腰を揺らす。


「っ、は……ぁ、ン……」


内腿をすり合わせたら、感じる熱い熱。
ほんの少しの罪悪感と戦いながら、俺はぎゅうっとシーツを握った。

中学の頃から、高校にかけてすごかった。
高校三年生の時がピークだったと思うけど、性欲っていうのはすごいと思う。
意思とは関係なしに収まることを知らない感じ。

最初の頃は収まってたのに、中学になると夜とかはほんとに全然収まってくれなくて。

オナニー……っていうのは、すごい罪悪感を感じる。それは俺だけなんだろうか。
なんだかやってはいけないことをしているみたいな感じがする。
初めて射精したとき、とんでもなく気持ちよくてとんでもなくいけないことをしてしまった気がして、しばらく悩んでたっけ。


「や、ばい。凄く、ムラムラする……。」


ズキズキと広がる疼きに、俺は耐えきれずに昂ぶるそこに手を伸ばした。